宮城県の行政保健師求人と採用対策

市町村保健師

宮城県内で保健師を採用している地域は、仙台市、涌谷町、登米市、多賀城市、色麻町、柴田町、富谷町、気仙沼市、石巻市などです。さすがに毎年ではないものの、頻繁に3人から5人程度の採用枠で募集が行われています。

採用されると、市内にある市民健康管理センターなどの施設に配属されます。

試験内容としては論文も含まれていて、さまざまな面から人柄を判断されます。受験資格は保健師免許を取得しているか、取得見込みがあることです。

保健所保健師

宮城県の行政保健師は県内にある各保健福祉事務所、保健所などといった各地方機関に配属されるほか、東日本大震災以降は宮城県内で被災地となっている石巻市や気仙沼市、名取市、山元町、女川町などへ派遣されることになります。

震災後は人手が不足傾向にあるため、毎年一定数の求人が出されています。震災からの復興に向けて宮城県任期付職員採用選考が行われていて、10人が採用されています。

災害復興枠とは別に正規の採用枠として毎年5人程度も採用されているため、合わせて20人弱が採用されますから比較的倍率は低くなっています。

病院保健師求人と採用対策

宮城県で病院からの求人が多いのは石巻市、名取市、仙台市などです。

最近は子育て中の保健師を復帰させる試みとして配偶者や子どもを対象にした家族手当を支給しているほか、夜勤をこなすことが難しい人は勤務を日勤だけに限定するなど、子育て世代を対象にした施策も豊富です。

経験の豊かさをアピールしながらも、できるだけ育児支援が行き届いている病院を探すことが重要です。更にブランクに対しても理解があり、教育プログラムに基づく対応をしている病院を見つけることで自分自身も働きやすくなります。

徳洲会仙台徳洲会病院では子育て世代を中心とした採用が行われていて、求人情報にもその旨が盛り込まれています。

大学、学校(養護教諭)求人と採用対策

宮城県の保健室や医務室、保健管理センターなどに保健師として勤務したい場合、できれば教員免許も取得しておきたいところです。保健管理センターでは、様々な資格を取得していることによって仕事の幅が広がります。

幸い宮城県内の大学では複数の資格を取得することが推奨されているため、後々更なる資格の取得を目指すことも難しくはありません。

新卒ではなく大学や学校への転職を目指す場合には、自分の経験が学生や生徒たちへ良い影響をもたらすことのできるものであるとしてアピールポイントにすることが大切です。

卒業した大学からのつてによって求人を得やすいといった面もあり、数年の実務経験を経てから母校の養護教諭として赴任するなどの例も珍しくはありません。

産業保健師求人と採用対策

宮城県で産業保健師求人が特に多い地域は、県の中心部である仙台市の青葉区や泉区、太白区などです。特に仙台市には多数の企業が進出してきていて、企業内医務室で勤務する保健師をはじめ様々な求人が出されています。

製造業や建設業の現場は体調を崩しやすい職場環境でもあるため、健康に関するプロを最初から配置しておきたいという傾向があるようです。

仙台市以外では、石巻市の魚町や潮見町、松並などに水産加工メーカーや製造業の企業が多くあり、工場における健康指導はその他の職場と毛色が違っていて、産業保健師としても仕事の幅を広げる要素になります。

大崎市の古川中里や田尻沼部字加良屋敷、古川などは、仙台市や石巻市に次いで人口が多く建設業、電子製品を扱う企業が進出しており、細かな作業が要求され、それがストレスになりやすい環境で健康指導を行うことができれば活躍の場がは広がっていきます。

その他求人と採用対策

宮城県では行政、病院、学校、産業といった様々な分野で保健師を募集する求人が出されています。

特に最近は、震災からの復興活動として製造業関係の求人が目立っています。学校関連で求人が多いことも子どもたちの健やかな暮らしが望まれている現われで、例えば教育関連だと保育園、幼稚園で看護師や保育士とともに保健師の人手も必要とされています。