高知県の行政保健師求人と採用対策

市町村保健師

高知県内の市町村で保健師の求人を出しているのは、津野町、高知市、中土佐町、檮原町、芸西村などです。看護師とどちらでも良いという求人を含めてみると、他の市町村からの求人もあります。

高知県は人口の多い県ではないため、どうしても求人数は少なく感じます。

中でも安定して求人が出回るのは主に高知市であり、県庁所在地として人口が多く人手が集まりやすいからでしょう。また、人口が少ない地域でも地域包括支援センターにおいて介護予防のための講習会の運営、家庭訪問などを行う仕事があります。

これらの仕事では家庭訪問に公用車を用いるため、普通自動車免許が必須です。

保健所保健師

高知県で保健所保健師になるためには、高知県の地方公務員試験を突破する必要があります。高知県ではほぼ毎年求人が出されており、その年によって多少の変動はあれど倍率はそれほど高くありません。

現在の倍率は6.3、これは公務員試験全体の倍率ですから、その中で希望の職種を選ぶと保健師はやや高くなってきます。

行政で働ける場は、安芸福祉保健所、中央西福祉保健所、須崎福祉保健所、幡多福祉保健所、高知市保健所の5か所があります。それほど選択肢は多くないものの、赴任先がある程度予想できます。

病院保健師求人と採用対策

病院保健師の求人が多いのは、県庁所在地である高知市、香美市、安芸郡など比較的人口の多い市町村です。これらの病院では、応募資格に関しては看護師もしくは保健師の資格を持つこととしているケースが多く、両方の人材を求めていることが分かります。

どちらかと言えば看護師が多いですが、両方を募集している場合は門の狭い保健業界にとって求人を探して行く上での糸口になるでしょう。

大学、学校(養護教諭)求人と採用対策

高知県は面積が小さく、その分大学の数も少ないため大学、学校からの求人は少なめです。大学は県内に南国市に国立大学が1校、高知市に公立大学が1校、同じく高知市に私立大学1校の合計3校のみです。

県内で求人を探す時には、この3校に張り付いていれば良く、実際に求人が出るかどうか確認しやすいのがメリットです。県内出身者であれば母校のホームページや友人、知人からの縁で求人が見つかるかもしれません。

本格的に学校の医務室、保健室での求人を探したいのであれば、大学以外の小中高等学校はそれなりの数があり、地道に探していけば見つかる可能性はあります。

産業保健師求人と採用対策

企業から求人が出ているのは、主に県庁所在地である高知市、南国市、安芸市など企業進出が盛んな自治体です。特に高知市は、本社を置く企業が多数あり企業で働きたい人にとって選択肢が多い市となっています。

南越は高速道路や空港があるため、同じく企業が多く工場の医務室などから求人が出る場合もあります。

安芸市では林業や農業が中心的な産業であり、企業の数は少ないものの最近になって産業転換に伴い、企業の進出が目立っています。

これから求人を探すのに安芸市など、これまで求人がなかった自治体を視野に入れておいて損はありません。

その他求人と採用対策

上記以外の求人と言えば、保育施設や介護福祉施設からのものがあります。幼稚園ではある程度分別のつく年齢からお子さんを預かりますが、保育園は0歳児からお子さんを預かるのが特徴です。

つまり保育園に勤める保育士のみでは病気や怪我への対処が難しく、看護師か保健師のような医療知識、健康知識のある人材を求めています。

保育施設における仕事内容は、主に園内の衛生管理業務、怪我や急病の応急処置、保育士と連携しての保育です。

介護福祉施設はこの先求人が増えると予想され、新たな求人を生み出す業界と期待が持てます。介護福祉と一口に言ってもいろんなタイプがあり、施設にいる利用者の介護を行うもの、自分自身が利用者の自宅を訪ねるものなどに大別されます。

最近はどちらも増えつつあり、県内に多くの介護福祉施設が作られています。