長崎県の病院の託児所設置傾向

長崎県では、国立や県立、市立など、公的病院で託児所付きのことが多いのが特徴です。一般的に託児所ありの病院と言えば民間の病院のイメージがありますが、長崎県では自治体ぐるみでの子育て支援に熱心で、民間病院以上に公的病院の託児所付き求人が多いという事情を持ちます。

民間の病院で託児所ありの場合は、勤務する看護師を含めた職員のことを本当に考えた福利厚生施設となっています。育児しながら働きやすく、子育ての手助けの一環として利用してもらうために託児所を完備しています。

公的病院だと決まった時間しか預かってもらえませんが、民間病院はその点柔軟で、看護師の勤務時間い合わせて年中無休、24時間預かってもらえます。

長崎県の託児所付き病院一覧

・長崎大学病院「あじさい保育園」(長崎市)
・長崎北徳洲会病院(長崎市)
・道ノ尾病院(長崎市)
・三和中央病院「ひかりのくに」(長崎市)
・三菱重工業株式会社長崎造船所病院「キラキッズ保育園」(長崎市)
・北松中央病院「なでしこ保育所」(佐世保市)
・上五島病院(南松浦郡新上五島町)

小学校低学年まで利用可能です。

・長崎記念病院(長崎市)
小学校低学年まで利用可能です。利用時間は7時30分から19時までの通常保育となっています。

・長崎労災病院「ひまわり」(佐世保市)
生後6か月から3歳まで利用可能です。利用できるのは7時45分から17時30分までが基本で、相談に応じて19時30分まで延長保育が可能となっています。

・上戸町病院(長崎市)
0歳から未就学児童まで利用可能です。

・市立大村市民病院「さくら保育園」(大村市)
8時30分から17時15分まで利用できます。延長は事前連絡さえあれば最大20時まで可能となっています。延長保育の場合は、事前申し込みで夕食を用意可能です。

・済生会長崎病院(長崎市)
24時間利用可能です。

・宮崎病院「あしたば保育園」(諫早市)
7時30分から19時まで利用可能です。夜勤の時は夜間保育にも対応でき、看護師にとって嬉しい保育を実施してくれています。

長崎県の病児保所室付き病院一覧

・前田小児科「病児保育ぞうさんルーム」(諫早市)
1日の定員は特に定められておらず、予約を入れた時点で余裕があれば対応してもらえます。生後4か月から小学生まで利用可能です。相談に応じてそれ以上の年齢であってもお子さんなら対応できます。

・小児科内科医院「保健室びっきーハウス」(諫早市)
ますだ医院の外来から申込み手続きをします。1日の定員は4名以上まで、生後4か月から小学校3年生まで利用可能です。

・野口内科こども医院「病児保育室ちいさな世界」(大村市)
1日の定員は特に定められておらず、小学校3年生まで利用可能です。入院が必要なまで重度の症状でなければ利用できます。

・みどりが丘クリニック「わかば保育室」(五島市)
1日の定員は特に定められていません。

・くすもと小児科(佐世保市)
・かんべ小児科医院病児保育(佐世保市)
・さいくさ小児科病後児保育室(佐世保市)
・あずま小児科病児保育室(佐世保市)

1日の定員は特に定められておらず、午前8時30分から18時まで利用可能です。

・平野医院「いなさこどもデイケア ボン クラージュ」(長崎市)
・中山小児科クリニック「病児保育にこにこルーム」(長崎市)

1日の定員は特に定められておらず、生後4か月から小学校低学年まで利用可能です。

長崎県の子育て施設情報

託児所

長崎県の託児所は長崎市や佐世保市、諫早市などで見つけやすくなっていますが、数としてはそれほど多くありません。長崎県では子どもを保育園に預けるということが一般的になっており、一時預かりなども保育園で実施されています。

中には宿泊預かりや24時間預かり、日祝預かりなどを受け入れているところもあり、利用者のニーズに合わせた保育が提供されています。

長崎市内にある「ベビー&キッズランドざぼんちゃん」では一般保育のほか30分までごとに400円という時間制保育、1ヶ月以内で65時間まで25,000円という会員制保育のシステムも提供されています。

保育園・幼稚園

長崎市の保育園・幼稚園は公立よりも私立の方が圧倒的に多く、公立を希望する人にとっては自宅の近くで見つけることが難しい状況になっています。幸いにして自宅の近くで希望する公立の保育園・幼稚園があったとしても競争率は高く、入りにくいという場合が多くなっています。

私立の保育園・幼稚園についても、人気のあるところは応募が殺到してすぐに締め切られてしまうことがあるため、情報収集は早めにしなければなりません。長崎市内でもとくに保育園・幼稚園が多いエリアとしては、新興住宅地で子育てファミリーの多い東長崎界隈を挙げることができます。

長崎県の子育て支援サービス

長崎市では子育て応援情報サイトとして、「イーカオ」を運営しています。子育てに関するさまざまな情報を得る上で、便利な情報源になっています。妊娠から出産、赤ちゃんが生まれてから小学校へ入学するまでの知りたい情報、地域で開催される子育て関係の講座やサークルなどの情報、相談先の情報なども知ることができます。

また、長崎市では地域住民参加型の子育て支援として、「ファミリー・サポート・センターながさき」が運営されています。地域住民が会員となって、保育園・幼稚園までの送迎や一時的な預かりなどが行われています。利用時間は1時間700円からとなっており、看護師の場合ですと急患で呼び出されるなどの緊急時にも、利用しやすくなっています。

子育て向けの賃貸マンション・アパート物件情報

長崎県における子育て向けの賃貸マンション・アパート物件としては部屋数や収納の充実、広めの通路やエレベーターなどがポイントとなります。長崎市内には3LDK以上のゆったりとした物件が、多く見られています。

長崎県は坂の多い地域としても知られているため、車やバイクの利用者も多いということから、周囲の安全な環境ということも重視されている傾向があります。そのため子育て向けの賃貸マンション・アパートも、おもに坂の少ない地域や交通量の少ない地域などで多く見ることができます。

長崎県の北部や南部では自然に恵まれた環境、公園や学校から近い物件なども人気になっています。長崎市では子育て世帯を対象として、市営住宅への優先入居制度も設けられています。10年間という期限付きの定期借家制度であり、小学校就学前の子どもがいる世帯であれば、利用することができます。

長崎県で子育ての環境が良い街はどこ?

長崎県で子育て環境が良い街は保育園・幼稚園や学校、図書館・公民館、公園、病院、スーパー・コンビニの数といった便利さでいうと長崎市です。

しかしながら長崎市は、狭い中に建物が押し込まれているような街並みになっていることから道幅は狭く、車の運転に不便であるといったデメリットもあります。また坂が多いため、自転車や小さな子どもを連れて歩くにも、大変なところがあります。暗くなると電灯の少ないエリアもあるため、安全性という面についても場所によっては不安があるでしょう。

ただし海辺に面した風情のある景色については、子育ての疲れも癒されるといったメリットがあります。また、長崎市では子ども医療費助成が比較的充実しているため医療や福祉、子育て支援といった面についてもほかの地域よりはメリットが大きくなっています。出産育児一時金として、出生児1人につき39万円が支給されています。