看護師は給料も良く、1人の社会人としてしっかり自立することができているため、結婚していなくても経済的に困ることはないところがあります。実際におひとりさまだった独身当時、よりリッチな生活を送っていたという人がいることも事実です。

しかし、貯金は大切です。

例えば、看護師として仕事を続けていく中では、知識や技術を高めていこうとする気持ちが生まれることも自然です。

そのために必要なまとまった学費などへ充てるにも貯金はしておかなければならず、たとえば専門看護師を目指すとなれば全部で700万円以上にも必要になります。

貯金上手になるために

一定のペースでしっかりお金を貯めることができるようになると、生活が安定します。将来的にも、お金のことで困る心配は少なくなります。

とにかく貯金することが苦手であって貯めようとしていても一向に金額が貯まっていかないという人の多くは、計画や目標を立てることも苦手としています。

また看護師として仕事をしているときにはこまかな計画や管理も得意としていながら、一転してプライベートになるとままならないという人もいるのです。

現状把握と目標設定

貯金をしようと決めたならばまず1年単位でどれだけ貯蓄すべきかを計算し、そこから1ヶ月に貯金する金額を設定します。

それと同時にクレジットカードなどを使ったショッピングの習慣があると使っている金額を把握することができない人もいるため、使用する限度額も決めてその範囲内で利用するといった意識も必要です。

先取り貯金

確実に貯金するための方法としてよくいわれているものであり、特別に貯金が苦手であるとなれば自動的に積み立てられる定額預金などを利用することでむだ遣いを防ぐことにもつながります。

貯金用に銀行口座を開設し、月々自分で決めた金額を給料日には必ず移すようにしているという人もいます。

期間ごとに使う金額を決める

家賃や光熱費などは固定費であり、それを差し引くと1ヶ月で使うことのできる金額は決まっています。

それを週で割って1週間に使うお金として決めれば使い方も違っていき、4週間あるところを5で割るといったようにすれば余計な1週間分を貯金へまわすこともできるようになります。

目的別の口座開設

貯金をする目的に合わせて、別々の口座を開設して管理するという方法もあります。

旅行やマンションの頭金、また非常用などといったようにすればそれぞれのために貯めているお金がどれだけの状況になっているかという進捗も把握しやすくなります。

しかし、あまりにたくさんの口座を持ちすぎることは、良くありません。数が増えると管理するにも注意が分散してしまいますから、多くても5つ程度に絞っておきたいところです。

節約を心がけてみる

そもそも貯金すること自体について苦手意識があるということであれば、生活する上で節約を心がけることから始めるという道もあります。コンビニエンスストアでのこまかな買い物やランチ、飲み会へ出かける回数を減らすといったことだけでもむだ使いの多さが必ずわかります。

アイデア貯金

●1日に1円ずつ貯金額を増やす
初日に1円からスタートし2日目には2円、3日目には3円といったように1円ずつ貯金する金額を増やしていきます。同じようにして続けていくとまる1年が経過する365日目に365円を貯金したところで、1年間の合計が66,795円ということになるのです。

●500円玉貯金
硬貨を貯金する場合ですと、もっとも一般的な方法です。500円専用の貯金箱も、いろいろと販売されています。

●小銭貯金
毎日の仕事を終えて帰宅したときに、財布の中にある小銭をすべて貯金箱へ入れてしまいます。

小銭を貯金箱へ貯めていくと確実に量が増えますから重くなっていきお金が貯まっているという実感も生まれ、金額はそれほどでもなくても積極的に貯金する習慣をつける効果が期待されます。