はじめはお金を使う時間もない?

新卒で看護師として働き始めてからしばらくは忙しい職場で環境にもすぐに慣れることができず、社会人として学生時代と違った人間関係の中にあって覚えなければならないことも多くあります。

毎日の仕事へついていくことが精一杯であって毎日疲れ果て、たまの休日には気がつけば1日が過ぎてしまっているなどといったことも珍しくはありません。

余裕が生まれる時期

忙しく毎日を過ごしていくうちの仕事のコツが身についていき、次第に自分で時間の調整をすることもできるようになります。

少しゆとりが出てきたという時期になると気が付いたときにはすでに仕事を始めてから2年も3年も経っていたという場合も少なくなく、人によってはアラサー目前ということもあり得ます。

独身看護師はお金が貯まりやすい

ほかの仕事をしている同年代の女性と比較して、看護師は一般的に得られる収入が多い傾向もあります。

一方で休日については不規則ですから友達と会うにしてもなかなか予定を合わせにくく疎遠となりがちであり、そういったところから出費が少なくなる向きもあって休日には「おひとりさま」での外食や買い物を楽しむといった人が少なくありません。

お金の使い道は?

せっかくお金があるならば、さまざまな経験から自分を磨いていきたいと考えることも当然です。そうすれば生活のランクを高めることができるかもしれませんし、お金があることでいくつかのことへ同時に挑戦することもできます。

美への自己投資

女性が多い職場ではありますが仕事柄、おしゃれをすることはできません。年頃の女性であっても仕事中はある意味で女を捨てていなければなりませんから、若さや美しさを追い求めたいと望むところがあっても不思議ではありません。

例えば、美容院でヘアケアを受けることは、リフレッシュにもなります。また勤務にあたってはほぼ認められていませんが、ネイルサロンで施術を受けるといった楽しみもあります。

体のメンテナンス

疲れた身体を癒し、併せて美しさも求めることができるということでエステサロンにはボディケアのメニューがあります。また、美容整体や鍼灸などといった施術を受ける人もいます。

アラサー世代ともなってくると次第に肌の悩みなども多くなってきて、シミなどが気になることから美容外科などで治療を受けることも増えてきます。体型への心配から、補正下着などに投資するといったこともあります。

趣味の開拓

1人でも空いている時間を使って取り組むことができるもの、またあらたに人とのつながりを持つことができるものもあって自分の世界を大きく広げることができます。

最近ではアロマテラピーなどの人気が高く、知識があれば仕事へも活用することができることから本格的に勉強している人もいます。

スポーツによる健康づくり

体力勝負となる看護師の仕事にとって、必要となる基礎体力を高めることにもつながります。また精神を修練する機会にもなりますから、やはり仕事へ資するところは多くあります。

資産の形成

将来的な年金の受給には不安があり、また老後へ至るまでさまざまな費用がかかっていくことになります。やがて結婚するにしても将来へ備え、自己貯蓄としてできるだけの貯金はあった方が良いと考えることは自然でもあります。

●不動産の購入
アラサーからアラフォーといった世代になってくると、自立した生活ということも考えるようになります。看護師寮を含めた賃貸の物件で暮らすことと家を持つことでかかるコストを比較して、マンションを購入するといった選択もあります。

基本的に収入が安定していることで信用もある職種ですからローンの審査に通りやすいといったところもあります。ただし居住地を固定することになるため、それから転職する上では選択肢がせばめられてしまう可能性もあります。