開業ナースになるためには、しっかりとした準備を事前に行っておかないと失敗します。たとえば独立開業するにあたって、運転資金が必要になります。また、自分で経営をしていく以上、経営者として必要な知識なども身に着ける必要も出てきます。
自分で書籍やネットなどを見て勉強する方法もありますが、やはりセミナーや研修などに出て、専門の講師のレッスンを受けた方が良いでしょう。そこでここでは開業ナース向けのセミナーをいくつか紹介します。
看護師起業塾
アイナースというところが運営しているセミナーです。看護師起業塾ですが、看護業界に特化した企業スクールとしては日本で初めてのセミナーになります。
2006年に新会社法が施行され、資本金の最低基準が撤廃されたことで、今まで以上に気軽に法人設立できるようになりました。そこで看護師の中には、開業ナースとして可能性を試してみたいと考える人も増えています。
看護師起業塾ですが、起業するにあたっての専門的なテクニックを教えるという従来型のセミナーではありません。このセミナーは、決して起業することを進めているわけではないです。
起業をする前に知っておくべきことをレクチャーするセミナーなので、開業ナースに興味があるけれども一歩踏み出せないという人でも気軽に参加できる内容になっています。
5日間のカリキュラムでセミナーは実施されます。1日当たりのセミナーは1時間半です。受講募集は10名となっているので、興味のある人は早めに申し込まないとすべて埋まってしまう恐れもあります。
看護師のための独立開業勉強会
看護師のための独立開業勉強会はインキュベクスというところが実施している研修です。
訪問看護ステーションで看護師スキルを生かして独立開業するためにはどうすれば良いかということに関してレクチャーされます。高齢者ケアとか介護事業に興味を持っている人は、チェックしておきたい研修です。
訪問看護ステーションは、高齢化がますます進む今後、どんどん重要視されるジャンルと言われています。しかし看護師の中には訪問看護ステーションの存在はわかっていても、詳しい内容に関してはイマイチ理解していないという人も結構多いです。
そこで訪問看護ステーションの実際や看護師として業務するにあたっての魅力などを紹介してくれます。
訪問看護ステーションに関することだけでなく、経営管理などの経営者として押さえておきたい知識に関しても勉強ができます。
病院勤務している看護師の中には夜勤や休日出勤を求められ、スケジュール的にハードという人もいるでしょう。しかし訪問看護ステーションの場合、夜勤や休日出勤はまずありえないので無理なく仕事が続けられるジャンルといえます。
女性起業家たまご塾
男性看護師も増えてきてはいるものの、男女比率でみれば女性の方が圧倒的に多いでしょう。女性起業家たまご塾は文字通り、女性の起業を促すためのセミナーになっています。女性の起業支援施設が行っているセミナーです。
横浜市男女共同参画推進協会では、女性起業UPルームを作っています。そしてマイクロソフト社も協働で運営しているセミナーであるところに着目しましょう。
マイクロソフト社が関わっていることもあって、IT活用販促のセミナーなども用意されています。たとえば起業して自社PRのためのサイト設計の仕方などもレクチャーしています。
できればここ数か月以内に起業したいとか、すでに事業を始めているけれども軌道に乗らないという開業ナースの方はいませんか？
そのような人におすすめのセミナーが、女性起業家たまご塾です。ビジネスに不慣れな女性起業家のサポートの充実しているセミナーなので、その存在を頭の片隅でも入れておくと良いでしょう。
