国立・公立病院の看護師バイト、パート、派遣求人が出回る時期

国立病院や私立、都道府県率などの公立病院で働くパート看護師の募集は、常勤である正職員と違って、年中求人情報が公開されていることがほとんどなので、いつでも求人を見つけやすくなっています。

繁忙期はもちろんあるものの、特別求人が少ない時期はまずなく、年中安定した数が確保できています。これが最大のメリットであり、今すぐ働きたい人にとっての強みとなっています。

非常勤の求人が見つかりやすい理由

アルバイトやパート、派遣などの非常勤勤務の場合は、何らかの理由で年度の途中での退職、離職をする看護師の穴を埋めるために、補充人員として募集が出回るケースが多くなっています。

例えば結婚、妊娠出産がメジャーな理由であり、妊婦となったスタッフに無理をさせるためにはいかないため、臨時の非常勤スタッフを必要とします。その際に、常勤のナースが産休や育児休暇を取っている間限定の雇用期間で働く短期バイトの求人が出回ったりします。

1年のうち、いつ頃離職者が出るか予期できないので、人員が必要になって非常勤のアルバイト・パートの求人を出すことになる病院がほとんどですが
、離職者数が多い現状もあり、非常勤の求人情報はほぼ1年中時期を関係なく出されています。

出産後に職場復帰する場合に、育児と仕事を両立させる為に非常勤に移るナースさんもいます。

バイト看護師から常勤へ契約更新できる

個人病院の場合、パートなど非常勤として雇ったのなら、そのまま非常勤で働き続けるのが基本ですが、国立病院や私立病院、県立病院などでは、年度更新の際に、非常勤から常勤へ契約更新されることが有り得ます。

上記のような特徴があるため、本当は常勤の求人を探しているけれど、自分の希望に合う常勤の求人を見つけられなかったという方にとって、国立病院・公立病院のアルバイト・パートは有難い存在かもしれません。

それだけでなく、働きたい病院だったとしても、すぐに正職員の求人に応募する前に、様子見として非常勤の求人に応募する選択肢があり、職場の様子を内部に入って観察できます。

良い職場の条件は、長く勤務できるかにかかっていますから、見極める方法の1つとして、非常勤で入職してみると良いかもしれません。紹介予定派遣に近い感覚で様子を見て、長く勤務し続ければ給料を上げる条件を満たせますし、安心して働けて精神的にも安定できるでしょう。

国立病院・公立病院で働くパート看護師の時給

国立病院と私立や都道府県立の病院とで時給を比較すると、一般的に国立病院の方が時給の相場が高くなっています。

国立病院と公立病院の時給の差は、設備、病院の規模、患者数、病床数などの違いによるもので、規模が大きな公立病院であれば大学病院並みに時給が高いケースもあります。

また、基本的に都心部に行くほど高く、地方へ行くほど下がる傾向にあります。

通常の規模の国立病院と公立病院の時給

通常の規模の国立病院、一般的な公立病院の時給は、1,000円から1,500円くらいとなっています。

国立病院が1,500円程度、公立病院が1,200円くらいです。

規模が大きい国立病院の時給

国立の大学病院などは国立病院の中でも大規模なところが多く、時給相場は1,800円から2,500円くらいです。

もちろん、平均時給が高いということは仕事が忙しいということでもあり、ハードな職場となっています。

手当について

常勤との違いは、夜勤や残業がないため、夜勤手当や残業手当がつかず、給料がナース本来の相場に抑えられているという点にあります。夜勤がないのならその分楽に働けますし、家庭と仕事を両立させたい人には向いているでしょう。

ただし、アルバイトに応募する上で問題となるのは、例え仕事が残っていて残業したとしても、残業手当の制度そのものがない時です。この点は非常勤のデメリットで、事前に注意が必要です。

例えば、福祉施設などでは時給相場が1,000円前後と若干低めの設定になっているため、病院の中ではごく普通の相場です。国立病院と市立病院の時給相場の差は、設備、病院の規模、患者数、病床数などの違いによるものです。