20代 女性

手術室に興味を持つきっかけになったのは、中学生の時に経験した職場体験でした。

職場体験で病院の仕事を見せていただいた中で、手術室にも入らせてもらい手術室で働いている看護師の姿を見て初めてそのオペ室ナースの存在を知り率直にかっこいいという感想を持ちました。その時から、自分もオペ室ナースになりたいと思うようになりました。

手術室に配属が決まり、初めの頃は常に緊張感ある場所で先輩看護師たちが素早い対応や器械出しをしている姿を見て、自分に務まるのだろうかと不安ばかりでした。

先輩たちが私にもできるように配慮してくださったりサポートしてくださって、たくさんの経験をすることができ少しずつ色んなことができるようになりました。今の目標は一人で器械出しができるようになることです。


20代 女性

手術室の看護師は、「厳しい・怖い」というイメージを持っていました。実際に、自分が手術室勤務になり現場に入ってみると、そのイメージが払拭されました。ものすごく明るくて笑顔があふれていました。正直言って一安心したのを覚えています。

普段はそんな風に和気あいあいとした職場ではありますが、いざ手術に入るとキビキビとしていて素早い判断ができたり、手際よく作業を進めたりとオン・オフのメリハリの効いた職場です。

手術のない日の仕事は、オペ室の清掃や器具の手入れ物品の補充など言ってみれば地味な作業が多いです。しかし、これらの作業や術前・術後のミーティングは安全かつスピーディーに手術を行うためには最重要事項だという事を教わりました。

私も先輩方のように素敵な看護師になれるように頑張っていきたいです。


30代 女性

オペ室勤務をして7年になります。オペ室は病棟とは全く違う職場です。タフな精神力や体力、倫理的な思考、そして周りとのコミュニケーションがきちんと取れることが求められます。

私の勤める職場は、男性看護師が多いです。男女問わずチャラついている人には一番不向きな職場ですが、女性でもまじめでテキパキと物事を判断できる人なら大丈夫だと思います。閉鎖的空間にあるので、人目にさらされることがないことから素が出て、人前では温厚な人もイライラすれば怒鳴ることもあります。

とにかく、先輩ナースやドクターに対しては、自分から挨拶をし指導をお願いすることが大切です。

術中は次の展開を予測し素早く動くことが大切。こういったことができない人は、医師からもナースからも相手にされず仕事に支障が出てきます。

苦労も多い職場ではありますが色んな事を経験して力をつけることにより、ドクターや先輩ナースから信頼されるようになると認められたという喜びを持つことができます。


30代 女性

看護師になってから13年になります。入職からずっと手術室勤務をしています。現在は手術看護認定看護師の資格を取り主任という立場に立っています。

他にも、教育担当もしており新人看護師の教育にも力を入れています。手術室は三交代勤務で看護師が60名以上所属している病院の中でも大所帯な部署です。

手術室では、手術の分野ごとにいくつかのチームに分けてあります。通常はその専門の分野の手術に立ち会うのですが、緊急手術があったりすると専門分野ではない手術を担当することもあります。幅広くサポートできるように頑張りたいと思っています。


40代 女性

看護師を初めて最初に配属されたのがオペ室でした。毎日不安と緊張の連続で何度も挫折しそうになったことを今でも覚えています。その後、ほかの部署をいくつか経験して看護師長として再びオペ室に戻ってきました。

新人ナース時代、先輩ナースから「3年は頑張らないと」と言われました。当時は3年も頑張れるだろうかと思っていましたが、仕事に慣れ出来る仕事が増えるにつれ自分に自信が持てるようになりました。

とうに3年なんて過ぎていますが、今度は自分が新人ナースをサポートし支えあい、辛いこともともに乗り越えていきたいです。