病院内での看護師の冷え性対策
病院の中は快適な室温になるように調整されていますが、やはり冷え対策は必要です。冬でも半袖のユニフォーム(白衣)のところは多いし、休憩室ではカーディガンを羽織っていても現場では不潔になるとの理由で着ることが出来ないこともあります。深夜になると病院内もかなり冷えるので、そのままでは冷えて辛いです。
腰にカイロ、保温効果のある靴下
腰やお腹にはカイロを貼ったり、パンタロンタイプのユニフォームであればズボンの下にタイツや保温効果のある靴下を履いたりと看護師1人1人寒さ対策を行っています。足元が冷えるのは辛いので靴下を工夫している人は多いですが、ワンピースタイプのユニフォームはストッキングでなければならず、完全な防備は出来ません。
体を中から温める
休憩中によく暖かい飲み物を飲みます。温かい飲み物といっても、コーヒー、紅茶、ココア、ホットミルクなどいろいろありますが、体を温める効果が高い生姜を紅茶に入れた生姜紅茶や、即席の味噌汁に練生姜を入れたものが病棟内で流行り良く飲んでいました。飲むと本当に体がポカポカしてとっても温まります。
よもぎ蒸しパッド
最近では、よもぎ蒸しパッドも良く使います。よもぎ蒸しパッドとは、韓国の伝統的な温熱療法である「よもぎ蒸し」を手軽に体感できるようにした、下着に貼って使うタイプの専用発熱体付きのパッドです。血管が集中している骨盤周りを温めることによって、血行が促進されじんわりと体全体を温めることが出来るのです。
よもぎ蒸しは元来出産後の回復や婦人病に効果があるとされ、冷えだけでなくよもぎにより保温、消臭、鎮静などの効果も期待できるので女性には嬉しい限りです。
冷えは冬だけではない!冷房の強い夏もつらい
冷えは冬だけでなく、冷房の為に夏でも冷えを感じて辛い時があります。
特に外来では、患者さんは夏になれば汗をかきながら病院にやってくるため「病院内は涼しくて良いねぇ」と言います。
しかし、患者さんが快適だと感じる室温に1日中いる看護師にとっては、夏でさえも寒さを感じます。また、CT室やMRI室など医療機器を使用する部屋では、機械が動く度に熱を発するため室温を下げ、機械を冷やすことも同時に行います。そのため、そこで働く看護師や放射線技師らは本当に寒くて大変です!
カーディガンは清潔の面で禁止されているため、寒さ予防のためにはワンピースタイプのものではなくパンタロンタイプのユニフォームを着用し、仕事中は暖かい靴下を履いたり、ズボンの下にタイツを履き足元を温めるとずいぶん楽になります。
夏は湯船に入らず手軽にシャワーで済ますことも多いですが、ゆっくり湯船に入って一日一回は体を芯から温めることで冷えは随分楽になります。
空調は患者さん中心で調節されるので、様々な工夫をして冷えをなるべく感じることなく快適に仕事ができるようにしたいです。
早めの行動が◎
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