既婚看護師との貯蓄比較
看護師の貯蓄額の平均は約300万円となっており、1000万円以上という人が8.7%に及んでいる一方、50万円以下という人も32.7%を占めています。
既婚看護師の貯蓄状況
子どもがいると、やはり出費もかさむことになります。そのため教育費などが必要な年齢層ですと、貯金額も50万円から100万円程度といったケースが多く見られています。
独身看護師の貯蓄状況
看護師自体、一般的な女性労働者の平均年収と比較したときに高給であるということができます。
その中でおひとりさまの独身生活を続けている看護師については貯蓄額もより高いことがわかっていて、自己資金で不動産を購入しているといったケースも少なくありません。
※勤務先による貯蓄額の違いも
手術室勤務や看護教員を務めている場合ですとおよそ600万円となっていて、訪問看護でおよそ415万円です。病棟勤務ではおよそ296万円、外来勤務ですとおよそ210万円というようになっています。
独身ナース年齢別の貯金事情&理想額
20代
もちろん現場での場数を踏んでいない状況ですから、はじめからそれほど高額の収入を期待することができるということにはなりません。
まずは柔軟な適応力で職場のスタイルや先輩による助言を受け入れ溶けこみやすく、体力もあることで元気に勤務しながら学ぶという段階です。
平均年収は20代前半ですとおよそ380万円、後半になってくるとおよそ450万円まで伸びてきます。
正直あまりに仕事が忙しくなかなかお金を使う時間もないため貯金しやすい時期でもあり、1ヶ月に2万円から3万円程度の貯金をすることができれば理想的で平均額は200万円です。
30代
定年まで十分な戦力として働くことのできる職業ですから、しっかり経験を積んで脂も乗ってきている時期にあたり査定のプラス要素が多く昇給にもつながりやすくなっています。
上司と部下をつなぐコミュニケーションもとりやすく評価は高く、看護師同士でも連携をとりやすいポジションにあります。
貯金額の水準としてはおよそ450万円が一応の目安となり、勤続年数ごとに50万円ずつの貯金を実現することができると理想的で平均額は250万円です。
結婚を模索すると同時に将来へ備えるといったことも具体的に考え始めなければならず、投資によって資産を効率的に増やすほかマンションなどの購入資金へ充てるなどの選択肢もあります。
40代
これまで積み上げてきたキャリアが大きな武器となることは間違いありませんが、転職を考えるにあたっては若い世代と比較してリスクも大きくなってくる世代です。
あらたな人間関係を構築しなければならないということでは負担も大きく、収入の減少も覚悟しなければなりません。
実績にもとづき相応の力もあり管理職として周囲を活かすことのできるマネージメント力も身についている頃合いですから、そのあたりは確実に評価されます。
トラブルや部下のミスへの対応にも、しっかり手際良く全体をカバーしフォローする貴重な存在です。
貯金に関しては、1000万円程度の金額があると理想的であり、老後に備えることまでを考えるならばできるだけ毎月の給与から10%以上は貯蓄へまわしたいところです。
場合によっては親の介護などといった問題も生じるなどさまざまな事情から貯金をしにくくなる可能性もありますが、平均貯金額は400万円となっています。
さらにその後は?
50代になると、平均貯金額は450万円に及んでいます。親のことはもちろんですが自分自身の健康問題も懸念されてくるようになり、働くことができるうちにできるだけの貯蓄をしておきたいところです。
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