心理カウンセラー(相談員)とは

どんな資格?

認定心理カウンセラーの資格は2級「心理カウンセラーとして必要な基礎知識、技術を有するもの」、1級「心理カウンセラーとして必要な専門学識、技術を有するもの」の二つに分けられています。

認定先 一般社団法人全国心理業連合会、日本臨床心理士資格認定協会、日本心理学会、日本臨床心理カウンセリング協会、日本カウンセリング学会、日本プロカウンセリング協会、キャリア戦略研究機構、日本カウンセラー連盟、日本有料セラピスト支援連盟、日本推進カウンセラー協会、TAO心理カウンセリング学院、東京メンタルヘルス株式会社などが挙げられます。
資格保有者数 日本臨床心理士資格認定協会発表では28,080名の臨床心理士が認定されており、日本心理学会発表では43,045名が資格を取得しています。
難易度・合格率 合格率は60%から70%となっていて、受験資格を得ていればそれほど高いハードルではありません。

心理カウンセラー(相談員)の資格を活かせる職場

学校などの教育機関、一般企業、総合病院、精神科、心療内科、産婦人科、介護施設などの医療機関、児童福祉施設、心身障害児施設、少年院、司法関係施設、独立してカウンセリングルームを開業したり、相談機関に所属してカウンセラーとして働くというケースも多くあります。

心理カウンセラー(相談員)の将来性

ストレス社会で働く会社員がうつ病で休職するというケースや、学校内でのいじめや不登校も深刻化しています。看護師が心理カウンセラーの資格を取得した場合、仕事で役立つ場面が増えてきます。

例えば、出産後の母親がマタニティーブルーになった場合、心理カウンセラーとしてでなく同じ女性としての立場、同じ経験をした者として話を聞きアドバイスすることもでき、心の病が多くなってきた現代社会において心理カウンセラーの需要は高まっています。

活躍する場は多岐に渡り、今後も様々な場面、施設、今までにない分野などで活躍することになると思われます。

心理カウンセラー(相談員)の資格取得者のお給料事情

個人の能力、経験、勤務先などによって異なってきますが、一般企業でカウンセラーとして勤務した場合は企業の基準に応じた給与になるので、同年代の会社員と同じくらいと言えるでしょう。

行政機関など公務員として働いた場合は安定した収入となり、年収は約600万円になります。

独立してカウンセラーとして収入を得る場合は、経験豊富な40代~50代になると年収500万円前後になる人もいますが、起業してすぐに高収入に繋がるわけではないので経験と実績を多く積む必要があります。

週に何日が出社する、パート勤務のカウンセラーになると、教育分野で時給1500円~3000円、医療分野で時給1000円~2000円が相場だといわれています。

心理カウンセラー(相談員)の資格取得のポイント

受験資格 2級、1級ともに年齢が18歳以上、2級を取得するためには心理カウンセラー認定講座を修了しているか、大学の心理学、学科を卒業していることが条件となります。

1級を取得する場合は、すでに2級を取得していることに加え、心理カウンセラー実践講座を修了していることが条件です。

審査方法・試験内容 2級1級ともに一次試験は筆記試験となり、専門基礎知識が中心の問題と小論文になります。二次試験は面接になっており、一次試験の成績が一定水準に達した人のみ行われます。
受験日程 認定先団体によって受験日程が変わってきます。ここでは日本臨床心理士資格認定協会の場合です。
受験申込受付期間…2014年7月8日(火)~2014年9月1日(月)まで
一次試験…2014年10月5日(日)
二次試験…2014年11月22日(土)~24日
合格発表…2014年12月中旬予定
費用・会場 日本臨床心理士資格認定協会の場合、受験に必要な申請書類を請求してください。1セット1500円です。
一次試験会場は東京ビックサイト、二次試験は東京国際フォーラムとなっています。認定先団体によって受験費用、認定費用は変わってきます。
問い合わせ先 財団法人日本臨床心理資格認定協会
東京都文京区本郷2-40-14山崎ビル7階
詳細な情報がわかるURL 日本臨床心理士資格認定協会
http://fjcbcp.or.jp/