患者への説明間違い

検査後、一般外科外来へ案内する予定になっていた患者を、上記説明をせず心エコーを先に案内してしまった。家族より「診察があると言われましたが。。。」と質問があり確認したところ、検査→診察→心エコーの指示であった。一般外科外来へ状況説明し心エコー後に診察の案内となった。

《ひとこと》まず、案内する前に確認!!が大事ですね。

説明不足

化学療法中の患者。本人へ来院方法を確認すると、自家用車で来院していることが発覚。患者の投与する薬剤であるタキソテールには、ビール中瓶から大瓶程度のアルコールが含まれており、飲酒運転となってしまう。患者は事前に来院方法の説明を受けていなかったと。すでに薬剤より払い出されていたが、一度帰宅し公共機関を使い再度来院し、当日予定通り化学療法を受けて帰宅した。

《ひとこと》そんなに多くのアルコールが含まれていることは知りませんでした。今回の対応も、患者さんの協力があってのことですね。

説明不十分

点滴投与の指示があり、点滴挿入後に部屋を移動すると患者・家族へ伝えた。家族より「何時間の点滴ですか?」と質問があり、「2時間かかります」と看護師は返答した。点滴挿入が終わり、移動時、家族へ声をかけようと探したが家族はいなかった。先に本人だけ部屋を移動させたところ、20分後「食事してきました」と家族が戻ってきた。

いつ部屋を移動するのかという家族への説明が足りなかった。

《ひとこと》説明は省かないことですね。

検査説明不十分

患者の情報収集をしていた際、翌日に再診と呼気検査の予約が入っていたが、「検査説明済」の記録がないことに気づいた。本人へ検査説明のために電話をかけたが不在であり、代わりに妻に説明をした。

《ひとこと》私の病院では、検査が必要な患者へは、診察時に医師が検査説明依頼のカードをファイルに挟み患者に渡しています。

検査説明不足・患者のコンプライアンス不良

上腹部エコーのオーダーが入り、今から禁飲食である旨を説明していたが、患者は採血後に自己判断で経口摂取してしまった。再度説明し、時間を空けて検査することとなった。コンプライアンス不良の患者に対する対応を検討する必要がある。

《ひとこと》外来での事象ですか?外来で勤務していると、何で1人で病院に来させたんだ…と思うような高齢者が多々いますよね。

患者案内のエラー

呼吸器内科→検査→循環器内科→パス説明(入院申し込み)→呼吸器内科戻りの予定である患者が、パス説明を受けた後、入院の申し込みをし帰宅してしまった。パス説明後、残っている診察等の予定を確認していなかった。

《ひとこと》患者さんも、1日がかりの病院で疲れていたんでしょうね。看護師や医師から説明を受けている時は、はいはいと返事はするけれど実際はわかっていない患者さんはたくさんいますよね。