岡山県在住の看護師で、スキルアップキャリアアップをするために転職したいと思っている人はいませんか?

近年ではドラマやニュースなどで紹介されることも多いフライトナースを志す人も少なくありません。ドクターヘリに乗って、緊急の患者の応急処置や搬送を担当する看護師のことです。

命にかかわる重篤な症状の患者を運ぶので責任は重大ですが、その分スキルアップができるとして希望する看護師も多いです。

岡山県でフライトナースとして仕事をしたければ、ドクターヘリの基地病院になっている医療機関にまずは就職することが先決です。

岡山県のドクターヘリ基地病院「川崎医科大学附属病院」

岡山県ではドクターヘリの運用を2001年4月からスタートさせています。岡山県では日本全国に先駆けてドクターヘリの運航を開始しています。

ちなみに岡山県のドクターヘリの基地病院となっているのが、川崎医科大学附属病院です。

川崎医科大学附属病院には高度救命救急センターというところがあって、こちらに所属している医者や看護師がそれぞれフライトドクター・フライトナースになって活躍しています。

日本のドクターヘリ発祥の地ということもあって、豊富なドクターヘリによる救急医療のノウハウを持っています。フライトナースとして経験を積むには最適の環境と言っても良いかもしれません。

川崎医科大学附属病院で使われているドクターヘリですが、川崎重工のBK117型というものが採用されています。

ちなみにこの機種ですが、世界中で救急医療用として使用されているポピュラーな機種と言って良いでしょう。ちなみにドクターヘリには、フライトナースは1名乗り込んで現場に急行する形をとっています。

川崎医科大学附属病院のドクターヘリですが、9時から17時まで365日運行しています。ただし悪天候によりフライトが困難と判断されれば、要請があってもキャンセルになる可能性はあります。

運航範囲ですが、岡山県全域の他にも広島県の東部、兵庫県の西部、瀬戸内海に浮かぶ島々が含まれます。ドクターヘリの着陸できる場所として、実に681カ所ものヘリポートが用意されています。

ドクターヘリで患者を搬送するにあたって、川崎医科大学附属病院よりも近場に救命救急センターのある医療機関が見つかれば、こちらに搬送する場合もあります。

たとえば総合病院岡山赤十字病院や岡山済生会総合病院、倉敷中央病院、津山中央病院、岡山大学病院などが候補として考えられます。

どこに搬送するかに関しては、医者が飛行可能な範囲で患者の病状などを見て、ベストな医療機関を判断します。

岡山県のドクターヘリの出動実績

岡山県はドクターヘリの発祥の地ということもあって、どこよりも長い歴史を誇っています。

ちなみに2013年5月7日で、5000回運航を達成しています。そしてこの運行期間の間、一切の事故を起こしていない高い安全性も確立されています。

2014年度の運航実績を見てみると、年間366件出動件数を記録しています。ですから1日平均1件以上のペースでドクターヘリは出動している計算になります。

フライトナースですが、毎日専任で担当するのではなく、高度救命救急センターの看護師がローテーションで日直のように担当します。

しかしこれだけの頻度で出動要請がありますから、自分が担当するときにフライトナースの仕事を任される可能性は極めて高いと言って良いでしょう。

運航実績を見てみると、1日複数回ドクターヘリの出動も結構あります。たとえば1日2件出動要請のある日も月間で多い時には10日前後あります。

中には、1日4件出動要請のあった日も稀ではありますが見られるほどです。これだけ頻繁にドクターヘリが運行されれば、フライトナースとしてキャリアアップするのも十分可能でしょう。

どのような事例でドクターヘリが出動するかですが、疾病による緊急搬送ももちろんあります。しかし外傷性の患者の搬送が多いようです。中でも交通事故の患者の搬送の事例は岡山県では結構見られます。