20代 女性

私は、小児科クリニックの外来で勤務しています。元々子ども好きだったので、小児科クリニックでの勤務を選択しました。小児科での勤務は、毎日かわいい子どもたちと触れ合うことができるので、楽しいです。

けれど、もちろん楽しいばかりではなく、病気やケガで苦しむ子どもたちの姿に胸が痛くなることもしばしばあります。子どもたちが少しでも苦しみから解放されるよう、精一杯、やさしく明るく看護することに務めています。

小児科の外来では、風邪やインフルエンザなどの感染症や、アレルギー疾患、ケガなどで訪れる子どもが多くいます。泣き叫ぶ子どもや走り回る子どもなど、待合室はいつも賑やかです。

特に、付き添いで来ている患者の兄弟は退屈することが多いので、うちのクリニックでは絵本やおもちゃを充実させたり、気がついた時には声掛けをするようにしています。

小児科の一般外来で一番大変なのは、患者である子どもへの対応よりも、むしろ親への対応と言えるかもしれません。経験の浅い若いお母さんは、ちょっとした子どもの異変に対して、パニックになるケースが多くあります。

対応を誤ると時には攻撃的になって、理不尽なクレームにまで発展することもあります。そんな時はとても悲しくなりますが、子どものことを心配するお母さんの気持ちもわかるので、理解して冷静に対処するように努めています。


30代 女性

病棟勤務から内科の一般外来に転職して、2年になります。外来では患者の誘導や、医師の診察介助というのが主な仕事内容です。内科の一般外来には、毎日さまざまな症状の人が数多く訪れ、医師がスムーズに診察できるよう患者を誘導して介助するというのが、看護師の大事な役割だと思っています。

私の勤めている内科は、患者の多くを高齢者が占めているため誘導に時間がかかることが多く、こちらの思い通りに行かないことも多々あります。

中には診察の順番になって、トイレに行きたがり連れて行って欲しいと要求するお年寄りなどもいます。始めの頃は、その都度診察がもたついてしまいがちでしたが、今ではうまく対処できるようになりました。お年寄りの方は、1人でトイレに行って来るようにとお願いをすると、わりとすんなりと従ってくれます。親切にすることと甘やかすことは、別だと考えるのが大事だと学びました。

高齢者の行動パターンが理解できるようになると、誘導や介助もスムーズに行えるようになりました。内科の一般外来では、高齢者への理解が重要になるような気がします。


40代 女性

日勤のみの勤務を希望して、クリニックの一般外来へ転職をしました。私の勤務するクリニックは、曜日によって専門医が異なり、内科、整形外科、皮膚科が設けられています。曜日によって医師や訪れる患者さんの症状が異なるため、看護師もそれらに合わせることが求められます。

内科、整形外科、皮膚科に関する幅広い知識や看護技術が必要となり、医師によっては診察器具の渡し方なども異なるため、始めは覚えなくてはならないことが多かったです。

小さなクリニックではありますが、毎日患者は絶えず訪れ、1日があっという間に過ぎて行きます。診察室の掃除や使用物品の後片付け・補給なども、看護師の仕事となっています。


50代 女性

外科病棟に長く勤務していましたが、体力の衰えもあったことから夜勤のない一般外来へと配置換えをしてもらいました。外科の一般外来はおもに、消化器系疾患や乳腺疾患、鼠径ヘルニアなどの患者が診察に訪れる場となります。

訪れる患者さんの中には、不安を抱えて深刻な表情を浮かべている人も多くいます。そういった患者さんに対しては、明るくポジティブに接するよう心掛けています。

私のような熟年の看護師には、若い看護師よりも患者さんを励ます説得力があるように思うので、いつもその長所を生かすようにしています。