九州大学病院の基本情報
病院名 | 九州大学病院 |
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住所 | 福岡県福岡市東区馬出3-1-1 |
病床数 | 1,275床 |
看護師数 | 1,183人 |
交通 | 電車:JR吉塚駅下車徒歩9分、市営地下鉄2号線馬出九大病院前下車徒歩2分 バス:西鉄バス県庁前下車徒歩4分、警察本部前・九大病院入口下車徒歩3分、九大病院下車徒歩1分 |
車通勤 | 可能 |
カルテの種類 | 電子カルテ |
九州大学病院の給料と待遇
給与 | 基本給:252,130円~ 平均年収526.6万円(平均年齢38.5歳) |
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賞与 | 年2回 |
手当 | 地域手当、夜間看護等手当、時間外手当、扶養手当、住居手当、通勤手当 |
勤務時間 | 2交代制:日勤8時~16時45分、夜勤15時30分~9時 |
休日・休暇 | 年次有給休暇毎年20日、夏季休暇(3日)、忌引き休暇、結婚休暇、産前産後休暇、育児休暇など |
福利厚生 | さくら会:看護師の親睦会(歓迎会、送別会、講演会、運動会など)、九州大学附属図書館、ホスピタルモール(ロビーコンサート、展示会などのイベント、喫茶店) |
看護師寮 | あり 女性専用、構内宿舎、バス・トイレ・キッチン完備、宿舎料無料、光熱費のみ負担 |
託児所 | あり ひまわり保育園:生後57日~未就学児童まで、常時保育7時~18時、一時保育7時~22時、終夜保育22時~7時、病児保育7時~18時 |
九州大学病院の看護師中途採用実績
九州大学病院の正規採用は7月と9月に行われますが、中途採用は随時行われています。最近では2014年4月にパートタイムの看護師を募集していて、この時の募集枠は5名でした。
応募条件は現在の職場を退職していること、もしくは退職が決まっていることです。最大3年まで更新のある募集で、学歴や看護師としての実績に応じて調整手当が支給されます。
もう少し前には、2013年12月に次世代医療センターに勤める有期契約職員の看護師を募集した時もありました。臨床研究コーディネータとしての仕事をこなす職員の募集で、遺伝子治療や再生医療など最新医療への挑戦を行う職員の募集です。
九州大学病院では中途採用と同時に、育児休業復帰支援プログラムがあります。離職してブランクが長い潜在看護師向けのもので、院内研修、看護技術の演習などがあり、中途採用や正規採用でもブランクを埋めるために利用するものです。
特徴的なものに復帰前シャドー研修があり、実際に数名の看護師について復職に向けた準備を行います。
九州大学病院の教育制度
九州大学病院の教育制度には、新卒看護師向けと全看護師向けの両方の教育研修があります。
新卒看護師はまず教育や指導を受けながら、一般的な看護師レベルまで看護が実践できるようになるまで学んでいきます。
この段階では指導者の手助けが必要で、次の段階では自立して看護実践が出来ることを目標にします。
新人のうちは先輩看護師や患者さん、他の職員から見分けてもらうため新人看護師バッジをつけるという習慣があります。一人前になったら外し、新たな後輩を育てる側に回るのです。
全看護師向けでは次の段階として、リーダーシップを発揮でき、医療チームにおけるリーダーになれるよう指導力を向上させます。
全看護師向けには能力開発体系を考えて、自分で研修を選んでいくことが可能です。ひとつの診療科だけで専門的な看護師になる道や複数の診療科を経験し、ジェネラリストを目指す道などがあります。
他に院内院外研修があるため、院外の看護師を院内で研修させる研修の受け入れがあります。
主に県内の中小規模の医療機関から受け入れており、病院内のシュミレーターを利用した研修や同じような院内の新人看護師同士の交流を目的としています。
九州大学病院の特徴
廃藩置県前、福岡県の前身となる黒田藩は、西洋医学への理解が深く、西洋医学を学ぶための学校を作ろうという計画が持ち上がり、1867年に黒田藩藩校「賛生館」として設置されました。
これが現在の九州大学病院の前身で、その後県立福岡医学校附属病院となり、施設数を増やして行き最終的に現在の九州大学病院となりました。
黒田藩の先見の明は現在も受け継がれており、常に最新の技術、最新の医療を取り入れるようにしています。
例えば、国立大学の建造物の中で初めて免震構造の建物を作ったのは九州大学病院であること、自動再来受付機の導入、患者さんのプライバシーを守るため、患者さんを呼ぶ時に番号で呼ぶシステムを取り入れているのも九州大学病院が先駆けです。
病床数が多く、職員の数が多いのも多数の患者さんを受け入れるための土壌となっています。
あまりに訪れる患者さんが多いため、組織改編を行い、附属研究組織であった別府先進医療センターを分院である九州大学病院別府病院とし、患者さんを分けるようにしています。
診療科目は内科系、外科系、歯科系とあらゆるものが揃っていて、一般的でない診療科目もあります。
公的には公益財団法人日本医療機能評価機構によって第三者評価を受けています。そして、患者さんからは古くからある実に大学病院らしい大学病院との評価がされています。
評価が特に高いのは小児歯科、産婦人科で、難しい持病のあるお子さんの虫歯の治療でお世話になったと評価する人、難産を無事乗り切って安心してお産が出来たと喜ぶ人から高く評価されています。