看護師をしている母親を子供はどう思っているのでしょう。

私は子供が幼稚園の頃から開業医でパートとして働いていました。なのでうちの子供たちは看護師として働く自分をずっと見て育ってきました。

物心ついたときからそうだったので母親は看護師、ということが当たり前に感じているようでした。

子供はちょっとしたことで良く怪我をしたりしますよね。外で遊んでいて転んで擦りむいたり、刃物で切り傷を作ってしまったり火傷をしたり。

いろいろな場面がありますが、普通は子供がそんな怪我をしたら母親なら慌てたり気が動転したりしてしまいますよね。ちょっと血が出ただけで、さあ大変と思ってしまうこともありますね。

私達ももちろん母親ですから、子供が怪我をしたら一瞬慌てたり気が動転することもあります。しかし、医療の知識と経験があるので少し冷静になれば適切に対処できます。

大きな怪我なら病院に行かなければなりませんが、その前に出来ることは自分で処置します。出血していたらまず圧迫して止血するとか、傷が汚ければとりあえず水できれいに洗い流すとか。

子供は痛がったり怖がって最初は泣きますが、そんな時もおろおろせず落ち着いて対応していれば子供は安心して処置をさせてくれます。

病気の時もそうですね。熱が出たりお腹が痛かったり嘔吐したり、子供はいろいろな症状を訴えますね。そんな時子供の訴えをよく聞いて心配ないと安心させ落ち着いて対応すれば、子供は母親に任せれば大丈夫だと信頼してくれるようになります。

怪我をしたり病気の時は母親に頼るようになり尊敬もするようになると思います。子供にとって母親というだけで安心して頼れる存在ですが、母親が看護師ということであればその安心感は絶対的なものになります。

子供のころからのこうした経験は、そのまま看護師という職業の理解と尊敬につながると思います。

また、看護師という社会的にも認識される専門性の高い職業に自分の母親が付いているということで、女性が働くということも自然に受け入れられるようになると思います。

看護師という職業は国家資格を持った専門職なので一般の人達からも尊敬される職業の一つですね。なので子供が自分の母親が看護師として働いていると言うと、周りの人にすごいねと言われるそうです。

看護師という仕事がよくわからないような年齢でも、看護師ってすごいんだ、看護師をしている母親は人にすごいって言われるんだと思うようになると思います。

大きくなって看護師という職業を理解できるようになるとますます看護師をしている母親のことを尊敬の目で見てくれるようになります。看護師として現場で働いている姿を見る機会があると尚更ですね。

私は復職してからは開業医勤務をしていたので子供が診察を受けたい時など、自分が勤務している時間に実母や義母に子供を連れてきてもらっていました。

普段家で見る母親の姿とは違って、白衣を着て患者さんに対応していたり採血や点滴の処置をしている場面を実際に目にすることによって、より看護師という専門職に就いている母親を職業人として認識してくれたと思っています。

いつもと違う母親の姿を見て最初は戸惑ったようですが、勤務中の姿を見ると子供にも理解しやすいので見せることが出来てよかったと思っています。

そのような母親の姿を見て自分も看護師になろうという子供たちもたくさんいます。私の周りでも親子で看護師という人たちが何組かいます。母親の姿を見て看護師という仕事を選んでくれたのだとしたら嬉しいことですね。

うちは息子二人なので看護師を目指すということはなかったのでちょっと残念ですが、もし自分の子供が看護師になりたいと言ったらやはり嬉しいと思います。看護師をしている自分が認められたという気持ちになるのではないでしょうか。

看護師はきつく大変な仕事で責任も大きいですが、同時に人から尊敬される仕事だとも思っています。子供たちが看護師をしている母親を誇りに思えるように頑張って仕事をしていきたいですね。