働く女性として、健康的に、元気に、楽しく生活することを目標に掲げる人が多いことでしょう。
看護師をしている女性は、不規則で食事バランスが崩れやすいもの。そして、日々のストレスや不規則な生活から生活習慣病や脂質代謝異常になっている方も多い現実があります。
また、その誘発因子の一つである高血圧を患う、高血圧予備軍と言われる看護師の方も多くいます。
働く女性は、男性社会に入り、男性以上に仕事に力を尽くし、社会の中で戦っています。その為に、ストレスフルで生活習慣病や高血圧に悩まされている事が多くあります。
内臓脂肪の減少、生活習慣病予防のためにできること
内臓脂肪減、生活習慣病予防には、バランス良い食事と適度な運動、ストレスを感じない・ストレスを発散できる生活が重要となります。
そうは言われても、日々仕事をする看護師はなかなかその対策をするような時間的余裕や心のゆとりがありません。
「あぁしましょう」「こぅしましょう」と言われても、口では簡単に言うけれどとの返答が返ってきます。
そこで、簡単に出来る取り組みを紹介したいと思います。
食事
野菜を食べましょう、塩分を控えましょう、インスタント食品はやめましょう、とよく言われます。
ビタミン、ミネラル、水分をしっかり取りましょう。しっかりと噛んで、味わって食べましょう。
朝食はしっかりと食べて、夕食は少し少なめに、規則正しく食べましょうと言われます。
そんなこと、世の女性は分かっているのです。
実際には、一汁三菜と言われますが、なかなか難しいと思います。コンビニで間に合わせようとする女性も多いことでしょう。
コンビニで買える食品でも、充分に栄養バランスを考えて食事を摂る事が出来ます。
自炊がベターですが、なかなか難しい女性の為のバランス良い食事について記載してみます。
まず、食事の種類ですが、一品モノは摂取できる食品目が少なくなる傾向がある為、お弁当などの主食、副食、おかずなどを分かれているものにしましょう。
そして、そこにカップのお味噌汁があれば、体も温まりますし、大豆製品は女性のホルモンバランスに良いのでお勧めです。野菜が少ない揚げ物の多い弁当であれば、カット野菜やサラダを追加しましょう。
そして、食べる順番ですが、温かい飲み物やお味噌汁などの汁ものからとるようにしましょう。それは、身体を温めて、消化をし易い身体の状態を作ります。そうする事で、消化吸収を良くし、身体の消化によるダメージを和らげます。
次に、野菜類を摂ります。
野菜類は、胃の中で量を増し、糖分吸収を和らげ、急激な血糖値上昇を抑え、インスリンを出す膵臓への負担を和らげます。そうする事で、糖尿病の方にはもちろん、元気な人たちの膵臓へのダメージも軽減します。
次に、肉類、魚類などのメインの食事(タンパク質の多い食事)を摂りましょう。一緒に、その周りに盛られているおかず類を食べましょう。
最後に食べるのがご飯などの主食です。
このように、食べる順を工夫するだけで生活習慣病を意識した食事がとれます。
これは、昼食や夕食に摂られるような食事ですね。朝食は、このようにはいかないでしょう。
朝、このような食事を準備することは難しいでしょうから、パンだけ、おにぎりだけ等の単品を止めるようにしましょう。
パンを食べるなら、ヨーグルトや果物を準備したり、一緒に温かい紅茶などを摂り、身体を温めてあげましょう。
身体を温めることは、一日の初めの活動体制を整え、夜に低下した血流を促し、脳へ血液を巡らせ、頭も体も働きやすくなります。
おにぎりやご飯類を摂るようであれば、湯にとけばすぐに飲めるお味噌汁のもとを使用したり、コンビニ等にも売ってある、お惣菜のパックを買っておき、お皿に移すだけで食べれるようなものを常備しておくとよいでしょう。
コンビニなどでは、レモン果汁を貰える事があります。
レモン果汁などは、余分な油分の吸収を抑えたり、口をさっぱりさせられる為、揚げ物のある弁当などで使用するとよいでしょう。
運動
運動をしている時間なんてとる暇があれば、眠りたいと思っている看護師さんも多いでしょう。
一日30分の運動を連続してでも、数分ずつ区切ってでも継続して生活すると良いと言われています。それがなかなかできないから、世の女性は困っているのです。
エネルギー消費には、運動が必須なことは分かっています。
病院で勤務中の看護師さんは、エレベーターの活用はよして、階段を使用しましょう。
座って作業するときは、足首と踵を上げ下げしてみるだけでも、下肢に集まる血液を押し上げられ浮腫みに対策したり、消費される運動となります。
日々の途中に、肩をきゅっとすくめてストンと落とすだけでも血液が循環し、エネルギー消費、肩凝り改善が出来ます。
通勤時も一駅前で降りて歩いたり、退社時も一駅前で降りてみるとよいでしょう。車通勤の方は、駐車場を少し遠いところに停めたりすることも歩く距離を伸ばすことが出来ます。
毎朝起きて、ラジオ体操を日課にするだけでも運動回数を増やすことが出来るでしょう。
休日には、ショッピングモールを長く歩くそれも、ピンヒールでは長く歩けないので、カジュアルに運動靴で歩ける服装で出かけてみることをお勧めします。
公園を歩いてみることも良いでしょうし、それは、後で説明するストレス解消にもつながるでしょう。
ストレス解消
ストレスは、生活習慣病の原因となります。
イライラして血圧が上がって、脳梗塞になる、その脳梗塞の誘発因子として糖尿病があります。ストレスは、筋肉や臓器を緊張させ、その機能を低下させます。
その為に、血流が悪くなり、動脈硬化、それに起因する心筋梗塞などの原因にもなります。
看護師はストレス対策が重要です。我慢しすぎたキャリアウーマンが、脳梗塞で退職をしたケースが多々あります。看護師でも、脳梗塞で麻痺が出た為に退職に至った人々もいます。
自分の好きな事をしてストレスを発散させたり、癒しや楽しみを経験して辛いことを忘れることも良いでしょう。自分の「したい」ことをする時間を設けましょう。
まとめ
このように、内臓脂肪や生活習慣病に対策する方法がたくさんあります。
看護師として働くには、健康でなければなりません。健康でなければ、集中して仕事はできないし、楽しく日々を送ることができません。
自分らしく、自分の望む生活を継続するためにも、自己管理について見直し、活力ある生活が継続できるようにしていきましょう。