毎日一生懸命働いているからこそ、ふとした瞬間に看護師を辞めてしまおうかなと思うことありませんか?

辞めようと思う理由は人それぞれですが、その一つに「結婚」が挙げられます。

もちろん結婚しても、看護師として働き続ける人もたくさんいますが、様々な理由で、辞めてしまおうか悩んでいる人も少なくありません。

ここでは、結婚をきっかけに辞めようかどうか悩んでいる人のために、お悩み別の解決方法をご紹介します。

「疲れたので、ゆっくり休みたい」という人へ

結婚をきっかけに辞めたいと悩んでいる人の多くが、正直なところ「少しゆっくりしたい」という気持ちがあるからではないでしょうか。

これまで激務をこなしてきたのだから、休憩を取りたいと思うのはごく自然なことだと思います。

また、周りの友人などが看護師を引退し、専業主婦(または主夫)としてのんびりしている姿を見たりしたら、余計に自分もそのような生活をしたいと思いますよね。

ここで一旦リセットして、小休止してもいいかもしれません。

しかし、一度現役から退くことで生じるデメリットがあることをご存知でしょうか。

ごく短期間の場合、それほど大きな影響はないかもしれませんが、辞めている期間が長引けば長引くほど、現場への復帰が難しくなります。

というのも、医療の世界は日進月歩で、日々新しい医療機器や技術が導入されます。

そのような中で、現場を長く離れていると、復帰しようと思った時には、どんなにベテランだった看護師さんでも、新人さんに混ざって、ほぼ一から学びなおすことが必須になります。

想像できますか?

これは、相当な労力と気力が必要になります。

そういった背景から、一度引退すると、そのまま看護師を辞めてしまう人が多いのです。

報道などでよく耳にする潜在看護師さんが大変多い現状からみても、復帰へのハードルが高いことがうかがえます。

また働こうかなと気持ちが変わっても、現実は厳しいのです。

違った職場を探してみるのはどうですか?

せっかく苦労して続けてきた経験が、辞めてしまうことで無駄になってしまうのはとてももったいないですよね。

とはいえ、バリバリ続けていく気力もないのも正直なところ。

そんな人は、職場を変えてみるのはいかがでしょうか。

看護師を辞めるのではなく、もう少しゆとりをもって働ける場所や、これまでの経験を活かして、全く別の場所で働くことを選択する方法です。

例えば、患者数の少ない小規模のクリニックや、一般企業への就職などです。

一般企業への就職と言うと、保健師として社員の健康管理を行う業務ということを想像されると思いますが、そういった仕事以外にも、看護師として働ける場合も多くあります。

実際に、私も企業に看護師として勤めていた際は、病院などで、新人看護師さんのメンタルサポートなどの講演を行っていました。

他にも、医療機器の販売や治験コーディネーターなど、企業での様々な仕事があります。

重要なのは、看護師を辞めてしまうのではなく、フィールドは変わっても関りを持ち続けられるところで働くことです。

職場を変えれば、無理せずのんびり働くことも可能ですし、常に最新の医療事情に触れていることができます。

選択肢の一つとしてぜひ考えていただきたいと思います。

「旦那の収入が良い。お金の心配がなくなって、モチベーションが下がってしまった」という人へ

この理由で悩んでいる方は、うらやましい限りですが、確かに激務を続ける必要性を感じなければ、モチベーションは当然下がりますよね。

また、旦那さんから、家にいてほしいと言われたりすることもあるかもしれません。

仕事を続けるうえで、自分の気持ちが何より大切なので、一度辞めようと考えてしまうと、なかなか気力を保つのは難しいかもしれません。

備えあれば憂い無し!

現状を考えると、辞めてしまっても問題はないように思いますが、果たしてそうでしょうか。

このご時世、何が起きるかわかりません。

怖いことですが、旦那さんが突然職を失うこともゼロではありません。

何かの理由で、働けなくなる可能性だってあります。

そういった際に、もし看護師を辞めて長い期間が空いている場合、一から勉強し直さなくてはなりません。

さきほどお話したように、現役復帰へのハードルはとても高いのです。

怖い将来を予想してばかりいる必要性はもちろんありませんが、備えあれば何とかです。

やはり、お勧めは完全に引退するのではなく、ゆっくり働ける場所を選ぶことだと思います。

「旦那さんのご両親に反対されている」という人へ

確かに、ご両親に反対されてしまっては、今後のお付き合いを考えて従ってしまおうと考えるのが普通です。

さらに、イベントごとなど、家族づきあいが多くなることから、仕事を優先できない場合も多くなるでしょう。

立ち回りが難しい状況ですが、忘れていけないのは、これはあなたの人生です。

自分の気持を大切に!

ここで重要なのは、あなた自身の気持ちです。

あなた自身が辞めたいとは思っていないけれど、仕方なく辞めようと思っている場合にはとてももったいない話です。

相手のご両親に、これまでプライドをもって看護師として働いてきたことや、どれほど重要な仕事であるかを一度説明するべきだと思います。

内助の功として、旦那さんを支えてほしいという気持ちや、感染症や事故のリスクを避けてほしいというご両親の本音があるのかもしれませんが、あなたがこれまで努力して積み上げてきた経験は貴重です。

さらに、先ほども言ったとおり、この世の中何が起きるかわかりません。

自分が稼ぎ頭にならざるを得ないこともあるかもしれません。

ご両親の気持ちのみを汲むのではなく、十分話し合った上で納得できる結論を出すべきでしょう。

「どうせすぐに産休や育休をとることになるし」と思っている人へ

実は、厚生労働省が平成22年に調査した「看護職員就業状況等実態調査」では、看護師を辞めた理由のトップに「出産・育児のため」が挙がっていることを、みなさんはご存知でしょうか。

激務の中、家庭での育児を両立することは、大変難しいことです。

さらに、何とか両立できても、急な子供の発熱などで、突然休まなくてはならないなど、同僚に迷惑がかかることを心配している人も多いのではないでしょうか。

そういう心配から、迷惑をかけるくらいなら辞めてしまおうという気持ちはとてもよくわかります。
しかし、本当に辞めてしまうことが、一番良い選択肢なのでしょうか?

一度、上司に相談してみては?

以前、私も結婚をきっかけに、出産等で迷惑をかけたくないからと、勤務先の病院を辞めようと考えた時がありました。

一度上司に相談した際に、上司から思わぬ答えが返ってきました。

「全く迷惑じゃないし、これをきっかけに、みんなで気持ちよく働ける環境を作るから」と言われ、時短勤務や、日勤のみのシフトが可能なように調整してくれました。

その結果、私はその職場に安心して残ることができました。

さらに、その後、制度を利用する同僚も増えて、お互い助け合う職場が出来上がりました。

全く予想もしていなかった結果です。

全ての職場に同じ対応を求めるのは難しいかもしれませんが、まずは一度相談をしてみてはいかがでしょうか。

最後に

せっかく努力してとった資格なので、辞めてしまうのは大変もったいないです!
 
一度現場を離れると、復帰するのに一苦労です。

私の経験からも、辞める前に、働きか方を変えるなどして、続けることも視野に入れてみることをお勧めします!