看護師が求められるのは、医療の現場だけではありません。

高齢化が進む中、介護業界でも看護師の役割はとても重要です。

そういう世界で活躍するあなたのお悩みはどのようなものでしょうか?

ここで一緒に考えられたらと思います。

こんなお悩みがあるなら転職しよう!

いくつか考えられるお悩みを挙げてみました。

これはあくまで一例なので、他にも転職先はたくさんありますので、ご自分なりに検討してみてくださいね!

日常生活への関わりに物足りなさを感じたら慢性期の病院へ

介護系の職場ならではのことですが、疾患の治癒を目的とした業務ではなく、日常生活の補助が主な看護業務になります。

いかに利用者さんが、日常の生活を送れるかということに焦点を当てるため、医療的な介入はあくまでも補佐的なもの。

もともとある疾患の継続的なケアが中心で、症状が改善していくような治療はほとんど行わないですよね。

そういう点に物足りなさを感じたりしませんか?

こういう感覚は、人それぞれですので、楽しみながらやりがいを持っている人はもちろん、何の問題もありません。

しかし、もう少し医療的な業務をやりたいと感じてしまう人がいるのも、理解できる部分ではあります。

やはり、看護師としての躍動感などを恋しく思ってしまうのも、仕方ないのではないでしょうか。

そんな人は、慢性期の病院へ転職することをおススメします。

慢性期の病院は、比較的高齢者の方も多く、老健施設で対応していた利用者さんと年齢が近いので、違和感がなくなじめると思います。

また、その際は外来でも病棟でもどちらでも良いと思います。

どちらの場合には、医療的なかかわりを持つ場面があるからです。

実際に私も、慢性期病棟でも、老健施設での経験も両方ありますが、関わる方の年齢にあまり差は感じませんでした。

それどころか、どちらの経験も活かし合うことができたと感じています。

年齢の問題だけでなく、日常生活の介助から、治療の場への転職は少し抵抗があるかもしれませんが、飛び込んでしまえば、あまり差がないことに気が付くと思います。

もし、不安に感じている人がいましたら、まずはどのような職場があるのかだけでも、調べ始めることをおススメします。

それをすることで、少し心に余裕が出ると思います。

スキルアップを目指したいならクリニックへ

日常生活の介助を基本としているので、看護師として特に大きなスキルアップを目指せないことに悩んでいる人はいませんか?

介護現場に必要なスキルは、もちろん大きく伸びると思います。

ここでいうスキルとは、看護師本来の医療的スキルのことを指します。

なかなか伸ばす機会に恵まれませんよね。

毎日同じことの繰り返しと感じてしまうかもしれません。

そのな人は、クリニックへの転職をおススメします。

どのような診療科のクリニックを選択すればよいかは、あなたの伸ばしたいと思うスキル次第です。

高齢者に対する看護スキルを伸ばしたいなら、地域の内科や、整形外科が良いでしょう。

地域密着型の職場は、長く働けますし、関りも深くなりやりがいを感じることができると思います。

または、医療スキルを徹底的に高めたいなら、外来手術専門のクリニックも良いかもしれません。

具体的には内視鏡や、眼科などの分野が多くあると思います。

こういうクリニックは専門的にその処置を数多く対応しているので、その道の専門家になることも可能です。

このように、自分の選択次第で、どんなスキルアップが目指せるのもクリニックの利点です。

大規模な入院設備を抱えたような施設にいきなり転職するのは抵抗がある人も、このくらいの規模なら前向きに考えられませんか?

自分が何をしたいのかを考えて、それができる職場を選んでみてはいかがでしょうか。

様々な年齢の人に関わりたいと思うなら精神科へ

老健施設の最大の特徴と言えば、高齢者を対象としていることです。

これは避けられないことですが、たまには他の年代の人にも関わりたいと思いませんか?

その場合には、精神科への転職をおススメします。

精神科は、実に多くの年代の患者さんを対象にしています。

私の先輩は、精神科に長年勤務していたのですが、その間にほとんどすべての年代の看護が経験できたと言っていました。

疾患が特定の限られた範囲のものなので、同じ疾患でも、あらゆる年代への対応が求められるという特徴があります。

こういう診療科は他にありません

様々な年代の患者さんへの看護を行うには、もってこいの職場です。

選択肢としては、特殊な診療科なので、あまり視野に入れていなかった人も多いと思います。

しかし、精神科での経験は、他のどの診療科に行っても活かすことができますので、ぜひ検討してみてくださいね!

老健施設勤務の経験を活かした転職先はこちら!

先ほども挙げましたが、老健施設の最大の特徴は、高齢者を対象としていることです。

それはいうならば、誤嚥防止、転倒防止を行うといっても過言ではないと思いませんか?

健康的に日常生活を送る上で、とても重要な項目になります。

これらは、老健施設に限った課題ではなく、高齢者を対象とするあらゆる診療科においても重要な項目です。

その点のスペシャリストとして、これまでの経験を活かせる職場はたくさんあります。

同じ介護系でいけば、デイサービスの嚥下訓練や、リハビリなどに役立つでしょう。

毎日通ってくる高齢者の健康維持に大活躍すること間違いなしです。

さらに医療の現場で言えば、脳神経外科などが向いていると思います。

術後の歩行再開をスムーズに行えるようにしたり、食事を再開できるようにかかわるなど、スキルを活かせる場面は山のようにあります。

より看護師としての高みを目指し、その経験を活かしたいなら、こういった選択肢があることも覚えておくと良いかもしれません。

実際に転職するかどうかは、後々決めるとしても、可能性を知っておくことで、毎日が楽しくなりますよ!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

転職してみたい!と興味を引く職場がありましたか?

実際には、転職してみないとわからない事実も多くあると思います。

そのために、自分が何をやりたくて、何を求めているのかをじっくり考えて、最終的に納得できる一つを選んでみてください。

思わぬ自分に出会えるきっかけになるかもしれません!