北海道の病院の託児所設置傾向
社会全体でライフワークバランスへの取り組みが活発化している中、北海道でも看護師のための託児所は増えてきています。就業時間が不規則になりがちな看護師にとって、同じ院内に託児所があれば心強いところです。
安く利用することができる、24時間体制になっているなどといったように、うれしい待遇がそろっている託児所も多くなってきています。
看護師という仕事と育児を上手に両立したいと考えているナースはたくさんいますが、保育施設や託児所は増えてきているものの満員になっている、待機状態が続くといったことが珍しくありません。そこで、子育てに理解のある病院の院内保育所や託児所を利用するということが考えられます。
また、託児所はないものの費用や手当を支給している病院やクリニック、24時間対応可能な院内託児所がある病院、外部託児所との連携、低額で日勤帯だけ預けることのできる託児所が併設されているなどというケースもあります。
子育てをしながら看護師として病院で働きたいという人にとっては、職場を見つけやすくなってきています。北海道ではとくに札幌市で求人が多く小樽市や岩見沢市、旭川市、函館市、美唄市などでも託児所を設けている病院の求人があります。
北海道の託児所付き病院一覧
札幌山の上病院(札幌市西区)…24時間運営で0歳から5歳を対象としている保育施設が、院内にあります。自然がたくさんある中で過ごす時間は、子どもの発育にとっても最適な環境です。
禎心会病院(札幌市東区)…年中無休の託児所があります。保育料助成制度もありますから、安心して働くことができます。
東苗穂病院(札幌市東区)…子どもを持つ看護師が働きやすいように、24時間体制の保育施設があります。
宮の森記念病院(札幌市中央区)…病院から歩いて5分のところに保育園があり、対象年齢は0歳から就学までで午前8時から午後8時までの対応です。
札幌西円山病院(札幌市中央区)…院内に24時間対応の保育園があるため、勤務時間帯にかかわらず安心して仕事に集中することができます。
札幌共立五輪橋病院(札幌市南区)…改修された24時間体制の院内保育所があります。
札幌しらかば台病院(札幌市豊平区)…24時間託児所を完備していて、食事代込みで子ども1人あたり、月額15,000円で利用することができます。
新札幌パウロ病院(札幌市厚別区)…病院から徒歩圏内に提携の保育園があり、保育費補助制度を設けていて子育てのサポートもあります。水曜日に限り、夜間託児が可能となっています。
新札幌恵愛会病院(札幌市厚別区)…提携の託児所があり、保育手当や寒冷地手当などといった補助もあります。
小樽協会病院(小樽市)…24時間体制の保育所があり、満6歳の年度末までが対象年齢となっています。
北海道中央労災病院せき損センター(美唄市)…託児所は院内にあり、何かあったときにも安心です。生後6ヶ月から4歳までが、対象になっています。
介護老人保健施設グリーンコート三愛(登別市)…託児所を完備していて、0歳から3歳未満まで利用可能です。
北海道の病児保所室付き病院一覧
北海道大学病院(札幌市北区)…北海道大学病院の教職員を対象としていて、生後6ヶ月から小学校6年生までの子どもであれば午前7時30分から午後7時30分まで利用することのできる病児保育室があります。
札幌北辰病院(札幌市厚別区)…午前7時30分から午後7時30分まで開園している託児所は、0歳から未就学児までが利用可能となっていて病児保育も行われています。
はるこどもクリニック「病児保育はるっこ」(亀田郡七飯町)…生後6ヶ月から小学校3年生まで、利用可能となっています。
北海道の子育て施設情報
託児所
北海道で託児所が多く見られる地域は、札幌市、旭川市、函館市などとなっています。
札幌市内では、北区、東区、中央区、豊平区、西区、白石区といった人口の比較的多い地域で託児所の需要が高く、駅に近い場所などに設けられている場合も多くなっています。
- 一時保育から宿泊可能
- 日曜・祝日保育あり
- 24時間保育あり
札幌市内の託児所は、学童の受け入れを行っているところが多いというのも、特徴だと言えます。また釧路市や帯広市、小樽市、苫小牧市などでは、市の中心部に、託児所が多い傾向があります。
保育園・幼稚園
札幌市内の保育園は、とくに中央区に集中している傾向があります。
札幌駅を中心として方々へ走る市電の、沿線に設置されている場合が多くなっています。交通の便が良く、送り迎えにも便利だと言えるでしょう。
一方、幼稚園については、札幌市内の各所に点在しています。とくに中央区、北区、東区などに多い傾向があります。札幌市内は保育園・幼稚園ともに激戦区となっており、人気の高いエリアでは、認可外保育園ですら入るのが難しいと言われています。
そのため、入園を希望する場合には、なるべく早く情報収集を行うほか、第2、第3希望まで視野に入れておくということが大切となります。
北海道の子育て子育て支援サービス
北海道では、地域ごとに様々な子育て支援サービスが提供されています。
札幌市の場合
子ども体験活動や放課後子ども教室といった、子どもを対象としたイベントなどが数多く開催されているほか、家庭に引きこもりがちな子どもに対するメンタルフレンド事業や、保護者を対象とした交流会や育児相談などが実施されています。
また、民間による児童育成会も、各区に設けられています。
旭川市の場合
地域の人たちがより協力し合って子育て支援を行うことができる、子ども支援センターが開設されており、親子が一緒に楽しめる交流の場などが提供されています。
函館市の場合
子育て支援ネットワークが設けられており、ボランティア団体などによる、子育てママのつどいや朗読会といった、さまざまなイベントが開催されています。
子育て向けの賃貸マンション・アパート物件情報
北海道の子育て向け賃貸マンション・アパート物件では、子どもから目を離すことなく料理することができるカウンターキッチン付き物件や、スーパー・コンビニが近い物件などが多く紹介されています。
冬には、雪が積もる北海道では、とくに雪で孤立することなく食糧の調達などがしやすい、買い物に便利なエリアが、子育てファミリーに人気となっています。
北海道では比較的、家族みんなが助け合い、協力し合うのがあたり前といった風潮があります。
そのため、看護師として働く母親も同様にして、子どもに家事を手伝わせる傾向が高いことから、スーパーなどが近い場所にある物件は人気が高くなっています。
また、北海道での子育てでは、都市部であっても、自然環境に恵まれたエリアを好むというファミリーが多い傾向があります。そういったことからも自然の多いエリアには、子育て向け賃貸マンション・アパート物件が多く見られています。
北海道で子育ての環境が良い街はどこ?
北海道は大自然に恵まれている土地であることから、どこも子育てに向いている環境だということが言えます。
しかし、雪が多く積もる地域はやはり不便なことも多くなるため、とくに小さな子どもを抱えている場合には、除雪などが行き届いている都市部が、子育てをしやすい環境だと言えるでしょう。
たとえば札幌市であれば、幼稚園や小学校が近くにある白石区や、落ち着いた環境の中央区、中央区寄りの南区などが、子育てファミリーに人気となっています。
札幌市では子ども医療費助成等が比較的充実しており、所得に応じて助成を受けることができます。
スポーツやボーイ・ガールスカウトなどといった青少年活動も活発で、大人同士や子ども同士、大人と子どもの交流が盛んといった特徴があります。