行政保健師の給料相場

年収相場 年収400万円以上500万円未満
(新卒者)
月収23万円前後、年収400万円程度
時給相場 1,000円から1,500円程度

公務員のため昇給制度あり

地方公務員試験に合格して採用されれば地方公務員となり、国家公務員試験に合格して国の機関で働く場合は国家公務員としての給料です。行政保健師は公務員の中でも一般公務員より高く給料が設定されていて、それは国家資格を取得していることへの資格手当がついているためです。公務員のため、一定以上の割合で昇給していきます。

また、勤務時間がきっちり決められているため看護師のように残業になることもなく、ボーナスに関しても夏と冬の2回、2か月分以上支給することと定められていて、年収が安定しているというメリットがあります。

上記の年収はあくまで平均で、勤続年数が高くなるほどに昇給されていき、更に高い給料をもらえる可能性があります。

採用されたばかりの初年度や、20代のうちは300万円から400万円が平均年収ですが、公務員として経験を積んで同じ職場で働き続けるうちに一定の割合で順次昇給されていきます。

自治体の規模によって多少違いはあるが、30代後半くらいになると年収500万円から600万円となり、これが現在のところの平均相場です。

勤務年数が長いほど高収入

30代は一番転職が激しい年齢で、行政勤務を辞めて学校勤務や企業勤務を考える人、別の自治体へ移る人が出てきます。そのため、定年まで勤続する人は少ないですが定年まで勤め上げると退職金がつくためかなりの額になります。

基本給から大幅に上がることはないものの、安定性の高さから人気が高い職です。

看護師と保健師の比較

同じ職場で働くことの多い看護師と比較すると、給料面では若干低い傾向にあります。これは看護師は夜勤勤務につくことが多く、夜勤手当がつくために給料面での優遇措置が取られているからです。

一方の保健師は、夜勤というものがまずなく、夜勤手当とはほぼ無縁の状態にあります。また、看護師の方が医療業界を含めて人手不足が続いており、売り手市場を通り越して超売り手市場というのが現状です。

保健師であっても給料面での優遇を期待できるお勧めは、高齢化社会に伴い需要が増している介護関係からの求人です。勤め先の中でも介護施設である老健は常に人手不足で、施設によっては夜勤があります。普通ならない夜勤手当がつき、高めの給料が期待できます。