夜勤バイトで働く助産師の仕事内容

妊婦さんのケアに始まり出産へ立ち会って介助を行うほか、お母さんの経過観察や授乳指導なども行います。出産の件数は傾向として、夕方から夜中にかけての時間帯に多いためちょうど夜勤の時間帯にあたることが多く、分娩の介助は多くなりがちです。

基本的には、正職員に対して補助的な役割を果たすスタッフとして現場に入ることになりますが、仕事の内容に違いはなく起こり得る事態にはすぐに対応することのできる力が必要です。

夜勤バイトで働くメリット

給料が高い

絶対的な資格の保持者という点で人材不足が進む状況に陥っている中、子育て中などの理由から夜勤に対応することができず日勤専従という働き方を望んでいる人も多くいます。

その一方で、現場では夜に忙しさが増すケースも少なくないためスタッフが足りていないことも多く、時給を上げてでも優秀な人材に働いて欲しいと希望している施設が多いためにかなり高い金額で設定している場合も多いのです。

希望に合わせた働き方

1日単位といったように単発で勤務することのできる職場があるほか、週に3日など日数を限定して働くことも可能です。

本職の職場があってプラスαとして空いた時間で単発の仕事をしたい場合、また他にやりたいことがあって勤務日数を制限したい場合にも空いていて都合の良い日を利用して上手に働くことができます。

予定が立てやすい

助産師と言えば、どうしても残業がついて回ります。

しかしながら、夜勤専従のアルバイトであれば勤務時間を超過しての残業は求めない職場が少なくありません。

ブランクを問わない

各職場において、人員をしっかり確保することができていないという点も影響しています。アルバイトとしての雇用であることから、経験さえあれば多少キャリアに空白期間があっても歓迎している職場が多くあります。

また、働く側としても現場からしばらく離れていたとなるとすぐに常勤のスタッフとして働き始めることにも不安のあるところです。

体力の面なども考えてすぐにフルタイムで勤務する自信がないといったときに、まず職場へ慣れる目的でアルバイトから始める人も少なくなく、少しずつ慣らしていって常勤職員になるためのステップとしても活用されています。

夜勤バイトで働くデメリット

収入の面

長期的に見ると、どうしても得られる給与の金額は常勤と比較して低くなります。確かに1回あたりの勤務だけで考えると高額になるのですが、アルバイトという身分ではボーナスの支給対象とはなりません。

福利厚生の面

常勤の正職員スタッフと同様の内容になっているケースはそれほどなく、有給休暇の取得対象から外れている場合や産前産後休暇、育児休暇が認められない場合も目立ちます。退職にあたっても、退職金が支給されるわけではありません。

夜勤バイトで働く時給相場

平均的な金額

一般的なアルバイトですと時給は1,600円から2,400円程度に設定されていますが、夜勤専従となるとさらに高額になります。1回の夜勤に対して、手当もついておよそ33,000円から45,000円になっています。

高額時給の背景

人材が不足している中で夜勤をこなすことのできる人がさらに不足しているという医療機関は多く、金銭面の条件を良いものにしている職場が多いのです。

最終的に時給の金額だけで就業先を決めるということはできないものの、どうしても全般的に通常の勤務と比べて条件が良いため目を惹くところがあります。待遇も良い求人募集が多く出されていて、職場自体の選択肢は多々あります。