働き方の比較

看護師の正社員とパート・アルバイトでは働き方が違ってきます。

パート・アルバイトは、正社員に比べ、勤務日数や勤務時間など自分の都合に合わせて勤務することができます。

パート・アルバイトとしての働き方を選択する看護師

  • 結婚・出産・子育て・介護などによる生活環境の変化
  • 家族の扶養内で働きたい
  • 自分の時間を確保したい
  • 看護師としてブランクがあり常勤で働くことに自信がない

など、様々なケースがあります。

パート・アルバイトでは週2日~3日、数時間といった勤務も可能です。

仕事に拘束される時間や日数が少ないため、自分や家庭の時間が確保できる働き方になります。

常勤を選択する看護師

勤務日数や勤務時間は、フルタイムで働くことになり、週5日、8時間労働など、就業規則で決められた所定労働時間により勤務することになります。

患者さんの看護では急な対応もあり、残業など時間外労働も対応することになります。

パート・アルバイト勤務に比べ、時間になっても状況によってはすぐに帰れないケースもあります。

常勤正社員での看護師は、責任ある業務を行うことになるので、肉体的、精神的にも負担が大きくなりますが、看護師としてスキルアップも望めます。

お給料の比較

常勤看護師の給与

正社員として常勤看護師で働くケースとパート・アルバイトで勤務する場合、給与面では大きな違いがあります。

正社員の場合、給料はパート・アルバイトに比べ金額面も多く、保険・年金といった保障もしっかりしています。

また、ボーナスがあることも大きな魅力です。評価に応じて定期的に昇給もあります。

産休・育休・有給などが取得できることや、勤続年数に応じて退職金の支給もあり、金銭面において安定しているので将来設計などもたてやすいといえます。

パート・アルバイト看護師の給与

パート・アルバイトでは、給料は基本的に時給計算になります。

看護師の時給は他の職種に比べ高い傾向にありますが、常勤に比べ低く、ボーナスや有給もない場合が多いようです。

勤務時間や就労形態によっては、雇用保険や健康保険に加入できる場合もありますが、保障や福利厚生など正社員との差があります。

働く病院の規模や業務内容、看護師としてのキャリアにより時給も違ってきます。

日勤のパート・アルバイト勤務でも、800円~2500円と金額にひらきがあります。

また、時給計算なので、勤務日数が少ないと給与額も低くなります。

病気や急な用件などで休みが多くなると金額も少なくなり、常勤に比べ安定した収入が得られないともいえます。

立場・待遇の比較

常勤看護師の待遇

常勤看護師には、責任のある働き方が求められます。

リーダーなど、看護業務においても質の高い看護を責任を持ってすすめることが求めれます。

また、委員会への参加や、研修・勉強会などにも積極的に参加し、看護師としてスキルアップすることも常勤看護師の役割といえます。キャリアアップすることで、責任のある役職につくこともできます。

しかし、常勤看護師は責任のある立場から欠勤ができない状況や、残業・急な用件の対応なども求められるので、時間内に終われない場合も多くなります。

看護師不足などによる人員不足のしわ寄せなどから、休みがとれないこともあります。

雇用や給与面で保障されていますが、責任を持って働くことが求められます。

パート・アルバイト待遇

パート・アルバイトの勤務では、責任のある業務につく機会は少ないといえますが、病院の規模によって立場や待遇に違いもあります。

規模の大きな医療機関とクリニックでは、看護業務や働く看護師の数にも違いがあります。

クリニックなどでは、看護師の数も少ないため常勤の護師と同じような働き方を求められる場合もあります。

パート・アルバイトでも、子どもの発熱や急な用件での欠勤なども難しい場合もあるようです。

パート・アルバイトの看護師にどこまでの業務を任せるかは病院によって様々です。

投薬、注射、検温など基本業務を行う場合は、時間内に業務を行うこともできますが、責任のある業務を任されると常勤看護師と変わらない状況になる場合もあります。