老人福祉施設の求人の種類

●老人保健施設
老人介護福祉施設であり、リハビリテーションが柱になっています。高齢者の自立した社会生活を支えたいといった場合に、適している職場です。

●特別養護老人ホーム
老人介護施設であり、自宅で過ごすことの難しい人が対象とされています。利用者には常時の介護が必要とされるので、仕事においては精神的負担も大きくなります。

●有料老人ホーム
運営にあたっているのは、一般の企業です。運営元の方針などによって待遇などは大きく異なりますから、慎重な職場探しが必要です。

●グループホーム
認知症を発症している高齢者が対象とされていて、共同生活を送っています。勤務にあたって夜勤や残業を求められることはそれほどないことから、勤務先として人気も高くなっています。

●ケアハウス
利用者は軽度の介護こそ必要とされますが、日常生活自体は自立して送ることができます。普段から緊急を要する事態が起こるようなケースはそれほどなく、勤務にあたっては比較的安定した環境です。

●サービス付高齢者住宅
マンションのように入居する施設であり、さまざまなサービスも用意されています。看護師の配置義務があるわけではないものの、介護付有料老人ホームと同様のサービスを提供している施設も多いためニーズは十分にあります。

老人福祉施設の求人動向

看護師求人サイトにも膨大な募集情報が集まっていて、利用登録した上で希望する条件を伝えれば勤務先を探してもらうことが可能です。

高齢化が進んでいる中で募集は増加していく一方となっていて特に介護老人保健施設や特別養護老人ホーム、有料老人ホームからの募集が多くなっています。

新年を前にした毎年12月頃や、新年度を控えた毎年3月頃には特に増加する傾向があります。

老人福祉施設の求人選びの予備知識

介護老人保健施設

在宅復帰が目的にされていて、常勤の医師や24時間の看護体制が義務づけられていることから勤務環境としては医療機関の病棟にも近くなっています。

おもにバイタルチェックや服薬管理などを行い、万が一の急変があっても医療設備があって医師もいますから十分にケアすることが可能です。

夜勤があるため医療機関から転職したとしても、収入が極端に落ちるということはありません。ですが残業はほとんどなく日勤専従や夜勤専従、パート勤務などといったように多様な雇用形態で勤務することができます。

業務の性質はどちらかというと、看護よりも介護寄りの部分があります。介護の仕事が求められる場面も、少なからずあります。

特別養護老人ホーム

入居者には常時の介護が必要とされているため、おのずと看護業務に加えて介護業務もこなすことが求められます。

健康チェックなどが中心になっていて、要介護度が高いことで病変や救急といった場面において日常的にもさまざまな判断が求められるケースは多くなります。

医師の常駐はなく、オンコール対応をしている施設が大部分です。夜勤はなく、勤務体系が落ち着いています。

有料老人ホーム

業務方針は施設によって大きく異なり、求められる役割も違っています。医師の常駐に関する判断も各施設に委ねられていますから、いない場合にはやはり医療職としての判断が求められ服薬や救急搬送などといった対処も必要とされます。

仕事量としては、それほど多くありません。とにかくいつも元気に動いていたいとなると、少し物足りなく感じられるかもしれません。

老人福祉施設に採用されるには

採用倍率に関しては、まだまだ人員が充足していないという状況から、職種としては売り手市場であるということができます。求職活動自体に関しては、それほど苦労することもないでしょう。

求められるスキル・役立つ資格

●経験にもとづく判断力
医療行為は少ないのですが完全に状況判断を任せられる場面もありますから、新卒者やキャリアが浅いうちですと難しいところもあります。そのため応募条件として一定期間の臨床経験を求めるなど、現場での経験を重視している施設も多くあります。

●認定看護師・専門看護師の資格
介護に直結する分野であると、選考でも大きなプラスになります。緩和ケアや老人看護、在宅看護などといった領域には、特に強みがあります。