大阪大学では、豊中、吹田、箕面と3つのキャンパスがありますが、それぞれのキャンパスに一つずつ保健センターを設けています。

業務内容は、学生・教職員向けの診療業務(内科・精神科・整形外科)、女性外来、禁煙外来、学生向け健康診断(新入生・春季・秋季学生健診)、教職員向け健康診断(定期健康診断、雇入れ健診、海外渡航前健診)、特殊業務従事者健康診断を行っています。

内科医6名、精神科医4名で各キャンパスの保健センターで診察を行い、整形外科は簡単な外傷の処置や整形外科疾患に関する相談を行っています。

大阪大学では、健診やメンタル面に力を入れており、こころの健康づくりに関する相談に時間をかけています。また、女性外来では、女子の学生、教職員が相談しやすいように、女性のカウンセラーや医師を配置し、心と体の健康についての相談窓口を設けています。

大阪大学の看護師募集実績

看護師求人はパート有期雇用で半年に一度の割合で募集しています。2014年では、1月、2月、7月、8月にそれぞれパート有期雇用で1~2名の求人がありました。

業務内容としては、学生教職員の健康診断業務と健康管理となっています。勤務時間は9:00~15:45となり、時給は1,400円~1,962円となっています。休日は土、日、月、祝日となります。

1~3月にあるパート有期雇用での求人数は多い時で10名となっていますが、その他の月では1~2名となっています。1~3月の求人は、新入生健康診断業務のための増員だと思われます。

大阪大学の医務室に採用されるには

特に条件等は提示されていません。看護師資格があれば年齢は不問です。3か所の保健センターがありますが、求人を行っているのは豊中キャンパス内の保健センターとなっています。

大阪大学の基本データ

大阪大学の原点である適塾が1838年(天保9年)年に設立され、1931(昭和6年)年に6番目の帝国大学として理学部、医学部からなる大阪帝国大学となりました。戦後1949(昭和24年)年に、文学部、法学部、工学部が新設され大阪大学となります。

2007(平成19年)年には、大阪外国語大学と統合し現在は、文学部、人間科学部、外国語学部、法学部、経済学部、理学部、医学部、歯学部、工学部、基礎工学部の11学部24学科となっています。

文学部、法学部、経済学部、理学部、基礎工学部のある豊中キャンパスは、大阪府豊中市待兼山町にあり、人間学部、医学部、歯学部、薬学部、工学部のある吹田キャンパスが大阪府吹田市山田丘、外国語学部は箕面キャンパスとなり大阪市箕面市粟生間谷東8丁目1-1が所在地となります。

入学後1年半は全学部生が全額共通教育科目を受け、人間としての幅を広げるための教育が行われ、理、工、基礎工の3学部は3年次終了で大学院に入学できる飛び級制を導入しています。大学、大学院の他に、4附属図書館、3附属病院、3全国共同利用施設、19学内共同教育研究施設などがあります。

平均倍率3.1倍で、どの学部もSまたはAランクで全国的に最難関大学と位置づけされており、1次試験のセンター試験では80%以上、2次試験の偏差値が60~70となっています。

国立大学のため初年度納入金は81万7,800円と私立大学の約半分となりますが、独自の経済的支援体制があり、経済的に困難を抱える学生、または自然災害などの不可抗力によう事由が大学で認められた場合は、入学金、授業料免除もしくは支払猶予、分納などの措置を受けることができます。

取れる資格として、医学部保健学科で養護教諭1種、看護師、保健師、助産師、臨床検査技師、診療放射線技師、工学科で測量士補、一級建築士、第1級陸上無線技術士となっています。