看護留学するにあたって、資金面の心配を抱えている人もいるでしょう。教育費の他にも、現地で生活するための費用も捻出しなければなりません。

留学期間中、アルバイトをして生活費を稼いでいきたいと思っている人もいるでしょう。しかしアルバイトができるかどうかは、どこに留学するかによって違ってきます。

オーストラリアのアルバイト事情

オーストラリアに看護留学する人は多いです。オーストラリアの学生ビザの場合、週20時間を上限として就労できるようになっています。

時給は職種によりますが、だいたい8~25ドルくらいだと思っておきましょう。たとえばメルボルンだと家賃10万円が相場といわれているので、生活費を現地で賄うことが十分可能です。

ではどのようにして情報収集すればいいかですが、日系の旅行代理店や留学生サポートセンターに日本語情報センターがありますので、こちらをチェックしましょう。

また日本語の情報サイトなどで求人募集の出ていることもありますから、ネットにつながる環境にあればこちらもチェックしてみることです。

オーストラリアのアルバイトの中でポピュラーなのは、レストランのホールスタッフやホテルのハウスキーパー、ベビーシッターといったところでしょうか?もし短期間に効率的に稼ぎたいと思っているのなら、土日や祝日にシフトに入ることです。通常の1.5~2倍の時給で募集している案件もあるほどです。

アメリカの看護留学とアルバイト

アメリカに看護留学する人もいますが、F-1やM-1のような学生ビザで入国した場合、アルバイトは原則できません。ただし条件があって、大学生や大学院生を対象にして、週20時間以内のアルバイトを認めています。

アメリカのアルバイトの場合、人気なのはキャンパスの仕事です。具体的にはカフェテリアやブックストアのスタッフとして接客を行う、図書館で働くなどです。

その他にはアドミッションオフィスで学生が応対していることもありますが、こちらもアルバイトで仕事をしていることが多いです。学校の掲示板をチェックしてみると、オンキャンパスの求人が出ていることもありますのでチェックしておきましょう。上で紹介したように、接客が中心となりますから、英語力が要求されます。

日本人留学生の多い大学に留学しているのであれば、日本語のチューターが募集されていることもあります。教授のアシスタント的な立場で仕事をしますが、基本日本語によるコミュニケーションとなりますので、語学力にやや自信のない人でも採用される可能性があります。どのような職種で仕事をするかによりますが、大体平均すると7~8ドルといったところが時給の相場になります。

留学生の中には、キャンパス外の日本食レストランなどで仕事をしている人もいます。しかしもし見つかってしまえば、ビザ違反になって、最悪強制送還となる可能性もあります。割の良い仕事もありますが、無理をすべきではありません。

オペア留学が看護師の間で注目されている

看護留学中のアルバイトとして、オペア留学と呼ばれるスタイルが注目されています。オペア留学とは、住みこみベビーシッターのアルバイトです。

つまり食費や住居費などが免除された中でアルバイトができるわけです。生活費の支出を抑制でき、一方でベビーシッターに対する報酬ももらえますので無理なく現地で生活ができるようになります。

子どものケアの仕事がメインですから、それほどハイレベルの語学力が要求されません。またホストファミリーになるには、収入や職業などの厳しい審査をクリアしなければなりません。

その意味では安心して一緒に生活できる人たちであると保証しているようなものです。誰かのお世話をするのは、看護師の業務の一環といえます。

また子どもが病気になった時でも初期対応ができるので、ホストファミリーからの信頼も得やすく、採用される可能性は高いです。