20代 女性

看護学校を卒業後、1年半ほど総合病院の内科病棟で勤務したのち、外来のみの眼科クリニックに転職しました。眼科勤務1年になります。眼科に興味があったこと、夜勤がないことが転職の理由です。臨床経験があまりない上に、眼科は初めてで、不安や心配もありました。

眼科には、視力検査、眼圧測定をはじめ、特有の検査が多くあります。OMA(眼科診療補助者)やORT(視能訓練士)がいるので、視野検査などはやってもらえますが、ナースもある程度できる必要があります。こうした検査をはじめ、仕事は眼科特有のことが多く、覚えたり学んだりすることがたくさんあります。

反面、誰でも看護師として初めて経験することが多い職場でもあるということから、丁寧に教えてもらうことができました。臨床経験が少なく、注射や点滴にも不安がありましたが、眼底の状態を調べるときなど、必要なときも多く、先輩ナースの指導のもと、経験を積んでいます。最近では、ひとりでできることも増えてきて、やりがいを感じています。


30代 女性

個人経営の眼科クリニックで働いて5年になります。外来のほかに、白内障などの手術も行っていて、患者さんには高齢者も多くいます。白内障の手術ですと、30分から長くても1時間ほどで終わりますので、日帰りの手術がほとんどです。手術日は、数件の手術をこなします。

そのほかにも検査、診療の介助などで、時間はあっという間に過ぎていきます。いろいろな症状の患者さんと接していると、ほかの症状とのつながりなど、勉強にもなります。忙しい毎日ですが、患者さんからは、「よく見えるようになってよかった」「よくなったよ、ありがとう」と、声をかけてもらいます。

眼科は治療の効果がわかりやすい診療科でもあります。こうした患者さんからのひとことから元気をもらい、やりがいにもなっています。5年の間に、出産で休職したこともあったのですが、復帰しようと思ったのは、こうしたやりがいがあったからかもしれません。今後も眼科で、いろいろなことを学んでいきたいと考えています。


30代 女性

総合病院の眼科外来で働いています。出産、育児でブランク開けからの勤務でしたので、医療現場から遠ざかっていましたし、眼科は初めてでもあり、入職当初は不安でした。

検査など覚えなくてはならないことがたくさんありますが、研修制度がしっかりしていましたし、先輩看護師がプリセプターとしてついてくれましたので、自分のペースで慣れていくことができました。

周りにはママさんナースも多く、仕事と子育ての両立について、参考になることもたくさんあり、業務、プライベートの両面で勉強になっています。外来には、さまざまな患者さんが来ます。

花粉症の季節などは、アレルギーを持つ患者さんも多くなりますし、薬品を目に入れてしまったり、目を強打したりして、緊急で来る患者さんもいます。

入院が必要な患者さんには、入院の説明も行います。検査や診察の介助などで、患者さんと接する機会が多いので、治療についての相談や質問を受けることもあります。検査や疾患について正しい知識を身につけ、患者さんに的確な対応ができるよう心がけています。


40代 女性

総合病院の眼科病棟で勤務しています。高度な医療に接する機会が多く、学ぶことがたくさんある毎日です。高齢者からお子さんまで、さまざまな症例の患者さんがいますので、それらの疾患に対する知識を身につけておく必要があります。

糖尿病や腎症、心疾患などの合併症を持っている患者さんも多く、こうした関連する症状の知識も必要になります。また、眼科の手術は、使用する機材がデリケードであるなど、ほかの診療科とは違った特殊性があり、慣れていくことも大切です。

病棟では、患者さんの日常生活や、精神面でのケアも重要な仕事になります。食事をとるなどの生活の不便はもちろんですが、なかには、「見えなくなるのではないか」といった失明の恐怖や不安を抱えている人もいます。こうした患者さんの状況を理解し、患者さんの立場に立った接遇を心がけています。

今後も業務を通して、眼科のもつ専門性、看護技術や知識を高めていきたいと考えています。