20代 女性
新卒で、保育園看護師として働いています。せっかく看護師の資格を取得したのだから病院で働くべきという考えもあったのですが、もともと子ども好きだったことから、保育園看護師を選択することにしました。
保育園看護師は新卒では難しいと聞いてはいましたが、働き始めてからすぐに、それは痛感させられることとなりました。
初めは前任者の引継ぎで覚えなくてはならないことが多く、看護師としての仕事よりも、保育士のアシスタント的な仕事を任されるという毎日でした。前任者は仕事内容を丁寧に説明してはくれましたが、退職時まではその方が保健業務のすべてを行っていたため、退職された後は不安だらけでした。
前任者の退職後は保健業務のすべてを引継ぎましたが、保護者からは明らかに「あなたで大丈夫?」というような目を向けられました。しかしそのようなことは気にせず、少しでも早く信頼される存在になれるよう、子どもたちや保護者とコミュニケ—ションを取って、理解を深めることに努めました。
3年経った現在では、ようやく保護者からも、看護師として見てもらえているような気がします。大変なことも多いですが、毎日楽しく充実した日々が過ごせています。
20代 女性
私は整形外科で3年間病棟勤務をしたのちに、保育園看護師に転職しました。もともと子どもが好きで、保育士を目指していたこともあったため、保育施設にも看護師の需要があるということを知ったのをきっかけに、転職することを決断しました。
看護師としては小児科という選択もあったのですが、実は夜勤や病院での人間関係に疲れていたこともあって、病院勤務からは離れることにしました。保育園ではおもに、0歳児のケアを担当しています。赤ちゃんには癒されることが多く、病棟のような忙しさやストレスもないため、充実した日々が過ごせています。
ただ、看護師としての役割が果たせているのかと言うと、少し疑問に感じる部分があります。保育園ではすべての子どもたちの健康管理も任されていますが、実際には保育士と同じ業務をこなすことが求められることが多く、保健業務というのは仕事のほんの1部にしか過ぎません。
子どもたちのケガの対応や発熱といった急病への対応、保護者からの子どもの健康に関する相談に応じることなどが、おもな保健業務となっています。健康診断などの際には、医師の介助もします。全体的に仕事は楽と言えば楽ではありますが、看護師としてのやりがいについては、欠ける部分があるように思えます。
30代 女性
私は幼稚園看護師として働いています。結婚・出産を期に夜勤のない看護師求人を探していたところ、たまたま募集を見つけたのが応募のきっかけでした。自身にも子どもがいることから、子育てについて働きながら学ぶことができるかも知れないと考えたのも、選んだ理由です。
幼稚園看護師の仕事では、子どもをしっかりと観察するということが大切だと感じています。言動や表情、体の動きなど、毎日1人ひとりの子どもを細かく観察することによって、体調が悪い時にはすぐに気付いてあげることができます。
私は子どもたちのことを少しでも理解できるよう、時間がある時には積極的に子どもたちと一緒に遊んだり、食事を食べたりするということを心がけています。幼稚園には本当にいろいろな性格の子どもたちがいるため、新米ママとしても学ばされることだらけです。
40代 女性
病院からの転職後、初めは保育園看護師として8年ほど働き、現在は民間の託児所に勤務しています。保育園に勤務していた頃に通信教育で保育士の資格を取得し、託児所へは保育士として採用されています。
看護師の資格と経験があったことから、求人では弱冠有利だったように思います。民間の託児所を選択したのは、勤務時間に融通が効くからというのがその理由です。
現在は家庭の都合で1日3〜4時間ほどしか働けないため、短時間勤務が可能で、自宅にも近い託児所を選びました。看護師の資格を持つ保育士が勤務しているということがママさんたちの口コミで伝わったのか、私が勤め始めてからは、利用者が増えているように思います。