四国の徳島県でフライトナースとして活躍してみたいと思っている看護師はいませんか?
徳島県ではドクターヘリを運用している所は一つしかないので、フライトナースになれる方法が限られています。
徳島県立中央病院というところが基地病院となって、2012年10月から運航を開始しています。
日本全国で見た場合、36番目の基地病院として運用されています。
徳島県のドクターヘリの概要
徳島県では原則毎日、ドクターヘリの運航を実施しています。基本的には8時から日没までとなります。
ただし飛行しないこともあって、例えば悪天候によってフライトの安全が確保できない場合には要請があってもキャンセルするケースもあります。
フライトナースは当番制で、救命救急センターの看護師がローテーションで勤務します。自分が当番でも出動要請があるまでは従来通り救命救急センターで勤務をして、出動があった場合にはフライトナースとして速やかに出動する形になります。
ちなみにドクターヘリの飛行範囲ですが、基本徳島県全域になります。その他にも徳島県立中央病院から半径100km以内の和歌山県の西部、高知県の東部、淡路島全域にも必要に応じて出動します。
また大規模な災害・事故が発生して応援が必要な場合には、これ以外の地域にも飛行することはあります。徳島県立中央病院ではフライトドクター4名・フライトナース8名でいつでも救急治療のできる体制を整備しています。
フライトナースとして徳島県で活躍するのであれば、いついかなる時でも当番の際には出動要請が来るかもしれないと思って準備をしておく必要があります。
徳島県では出動要請を受けてから5分以内で離陸できる体勢を整えることができます。この限られた時間の中でドクターヘリに必要な医療資器材などを運んで、現場に急行する必要があります。
ドクターヘリの利点は、とにかくすぐに現場に到着でき初期医療ができること、近くの救命救急センターに患者を迅速に搬送できるところにあります。
ですから迅速に行動して、すぐに飛行できるような心づもりを勤務中は常に持つように心がけましょう。
徳島県におけるドクターヘリの運航状況
フライトナースとして活躍してみたいと思っている人は、できるだけ多く出動して経験をどんどん積み重ねていきたいと考えているはずです。
徳島県ですが、山間部も結構ありますので救急車では迅速な移動の出来ない地域も少なくないです。このため、ドクターヘリの出動は日本全国的に見ても比較的多いといえます。
2015年度の徳島県におけるドクターヘリの出動実績を見てみると、実に年間410件を記録しています。実に1日1回以上フライトをしている計算になります。
何日かに1回のペースでフライトナースを担当することになりますが、1回は出動する頻度も多いといえます。また日によっては、1日複数回出動するようなこともあるかもしれません。
ドクターヘリで現場に急行して、患者に必要な処置を現場で施します。そしてあとは救命救急センターに搬送して、必要な治療を施していく形になります。
ちなみに救命救急センターですが、基地病院である徳島県立中央病院とは限りません。
ちなみに2015年度の実績で見てみると、徳島県立中央病院に患者を搬送したのは151件となっています。一方他院に搬送した回数ですが、259件に上ります。
それぞれの病院の得意分野、どこに搬送するのが短時間で済むかなどを総合的に判断して、搬送先を決めていきます。
つまりフライトナースになれば、いろいろな医療スタッフと協力して業務にあたる形になります。
ですからコミュニケーションスキルは必要になると思った方が良いでしょう。相手に患者の状況を端的に伝える練習を常日頃から行うのがおすすめです。
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