鹿児島在住の看護師の中でフラとナースになりたいと思っている人はいませんか?鹿児島では2011年12月からドクターヘリを導入しています。
鹿児島市立病院を基地病院としているので、フライトナースを希望するのであれば、鹿児島市立病院に転職すれば良いでしょう。
フライトナースは一刻の猶予も許さないような救急患者の治療をします。大変で責任重大ではあるかもしれませんが、臨機応変に対応できる力が必要となりますので、看護師としてステップアップするにはもってこいの職種といえます。
鹿児島県のドクターヘリの概要
鹿児島県では鹿児島市立病院を基地病院として、ドクターヘリの運用を実施しています。ドクターヘリですが、原則毎日運航しています。
朝8時になると浜町ヘリポートから鹿児島市立病院の屋上にあるヘリポートにドクターヘリがやってきます。そして8時半から出動要請に応じて現場に急行します。ちなみに日没前になったらその日の飛行を終了します。
ただし天候悪化などによって、有視界飛行の安全性を確保できない場合もあります。その場合には先ほど紹介した時間内に出動要請があったとしても、キャンセルになることもあります。出動するかどうかは、機長などの飛行スタッフの判断によります。
ちなみにドクターヘリを飛ばして患者を搬送する場合、鹿児島市立病院が搬送先にならないこともあります。鹿児島県内には基地病院以外にも34の医療機関が搬送先として登録されています。患者の容体や地理的な条件などを考慮して、医者が搬送先を判断します。
ドクターヘリ出動の流れ
ドクターヘリですが、救急車のように一般の方が出動要請することはできません。消防機関がドクターヘリの出動の必要ありと判断した場合に、ホットラインを使って要請します。
そして出動できるのであれば、速やかに操縦士と整備士、フライトドクター、フライトナースがヘリに乗り込んで速やかに出動します。
フライトナースに関しては、鹿児島市立病院の救命救急センターに所属する看護師がローテーションで担当します。
通常はフライトドクターとフライトナースがそれぞれ1名ずつ乗り込んで現場に急行します。しかし現場の状況に応じて、フライトナースが2名ヘリに乗り込んで現場に急行することもあります。
ドクターヘリの中には、医療機器や医薬品が常備されています。無線などを使って現場の状態や患者の容体などの情報がもたらされますので、出動の時点でどのような救命救急処置が必要かをシミュレーションできます。
フライトナースは普段救命救急センターで救急搬送された患者の対応に当たります。そして数日に1回のペースでドクターヘリ乗り込みの担当が回ってきますので、出動要請があった場合にはヘリに向かって、現場に急行します。
鹿児島市立病院では2016年の時点では8名のフライトナースが所属しています。男性の看護師もフライトナースとして活躍していますので、男性のナースでフライトナースを希望しているのであれば、鹿児島市立病院の救命救急センターへの転職を検討してみると良いでしょう。
ドクターヘリの出動実績は?
鹿児島県では年間数多くのドクターヘリの出動要請があります。2014年度のデータによると、鹿児島県内で1150件の出動要請がありました。それに対して836件出動しています。
つまり1日に2件以上の出動をしている計算になります。フライトナースとして経験を積むには適した環境にあるといえます。
どのような症状で搬送されるかですが、外因性と内因性、ほぼ半分ずつといった感じです。内因性の場合、心臓や大血管疾患と脳血管疾患が多く両者はほぼ一緒になっています。
いずれも重大な疾患を抱えている患者なので、一刻の猶予も許されない状況といえます。
ですから迅速かつ的確に判断をして、必要な医療処置を施す必要があります。フライトナースになるためには、救急看護の豊富な経験を積む必要があります。
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