看護師4年目の皆さんこんにちは。

今このページを見てくださっているということは、今勤めている病院からクリニックへの転職に不安だけど興味があったり、気になっていらっしゃるのではないでしょうか。

4年目看護師という経験年数から考えると、どのクリニックに行っても、看護技術面でも患者さんへの接遇面でも即戦力としてクリニックに従事していただくことができますので、まずは安心して下さいね。

そこで今回は、「クリニックに転職した際にこんなことに気を付けたらより楽しく働けるよ!」という内容をお伝えしたいと思います!

転職後のクリニックで良い人間関係を保つために

1度した失敗は2度としないように意識する。行動も改善する。そうすれば、和を乱さずいい人間関係で働ける。

「当たり前でしょ。」と思われた皆さん。スミマセン。

しかし、この当たり前のことが、看護師4年目でクリニックに転職する際、のちのクリニックでの人間関係にとても重要になります!

病院と違って、クリニックは看護師は少人数ですし、クリニックを運営するスタッフもはるかに病院と比べ少ないのはお分かりと思います。

そこでなにが起こるかというと、スタッフ1人の負担が大きいという事。(やりがいがあるということでもありますね☆)

同じ失敗を繰り返されると、その失敗をフォローする時間的にも労働的にも業務が増えてしまうんです。

結果ただでさえ1人の負担が大きいところ、身内のスタッフのフォローにより負担が更にのしかかってしまうんです。

失敗といってもいろいろありますが、私は経験年数4年目の看護師の皆さんはあまり看護技術的なところで同じ失敗を繰り返すことは心配していません。

病院時代に、言葉が雑ですが、「謝れば何とか済んでいたこと」ことをクリニックで繰り返してしまうと、のちの人間関係にひびを入れてしまう可能性があるので要注意です。

例えば、「通勤に利用する電車が遅延したので遅刻する」等、確かにどうしようもないような理由なのですが、起こりがちな理由に対し、何らかの対策をしておかないと他のスタッフにのしかかる負担を増してしまうことになります。

「電車の遅延なんだから仕方ないでしょ!」という考えは、看護師の人数がいる病院では通用してきたかもしれません。

しかし人数の限られるクリニックでは、遅刻してあなたが勤務でいない時間帯に、あなたの分も仕事をしているクリニックスタッフはかなりの仕事量をこなさなければならないだけでなく、来院した患者さんにも細やかなサービスが提供できなくなります。

1度ならまだしも、2度も同じ失敗で負担をかけてしまうと「仕事の和を乱す人」と認識され人間関係の亀裂を生じかねません。

今までよりも余裕をもって出勤する、いくつかの回避ルートでも間に合う時間帯に出勤するなどの意識と行動改善が必要になります。

逆に、いかに仕事の和を乱さないよう、クリニックのスタッフと助け合いの気持ちをもって仕事ができたなら、和気あいあいと仕事でき、楽しく仕事できること間違いなしです!

モチベーションを保つために、仕事と人生目標を持とう

病院の人間関係に疲れた、もう少し自分時間を増やしたい、家族や家庭を優先したいなど4年目看護師の方でクリニックに転職をお考えになるには何らかの理由がおありの事でしょう。

しかし、病院で働く環境を変えたい思いを実現する為に転職したのに、みなさんおっしゃるのは、「なんかやっぱりクリニックって物足りない。毎日おんなじ業務をこなしてるだけって感じ」こんな声をよく聞きます。

がん免疫療法や、美容クリニックなど特殊な処置を手掛けるクリニックでさえ、一般病院に比べたら、広汎にわたる複雑な処置やさまざまな医療行為、急変のような緊張感はありません。

クリニックは病院と違って一次医療の場ですので、病院と同じように自分の目標を置いていたら物足りなさを感じて、仕事がつまらなく感じることでしょう。

私は救命や集中領域にずっといて5年目で一般のクリニックに行きましたが、こういってはなんですが、すぐにクリニックの仕事に慣れてしまい、正直物足りなさに悩まれるだろうと予測していました。

しかし実際仕事してみると、診察室にいる看護師は私だけでしたので(もう一人は問診とったり処置対応をし、私は診察介助)、患者さんには先生の言っていることが理解できているかサポートしたり、患者さんや家族がうまく医師に伝えられない事を汲み取って代弁する、スムースな診察ができるよう医師へのサポート方法を工夫をする事などが案外楽しく、物足りなさではなくやりがいを感じられたんです。

そこで気づいたんです。どんな場所で働こうが、自分の仕事とライフスタイルの目標があれば、それに向かって進める!と。

そんな私のクリニックでの仕事の目標は、「患者さんのいつもと違う小さな変化を見逃さない」、「医師のスムースな診療ができるようサポートし患者さんが気持ちの良い診察が受けられるようにする」です。

またクリニックは仕事に慣れやすく、日勤業務であるため仕事に制限される時間は少なくなりますし、休日でも参加する会議や勉強会などもありませんので、仕事以外でライフスタイルの充実を図ることができると思います。

ライフスタイルの目標を持ち、目標に向かって実行することで、仕事に物足りなさを感じず、あなたの人生を謳歌することができると思います。

私のライフスタイルの目標は、家族を大事にしながら大学院の修士をとるですので、今のクリニックの仕事量で助かっていますし、目標に向かって邁進中です。

そうそう、仕事とライフスタイルの目標を持たずにクリニックに就職した場合どうなると思います??

ここはクリニックであるにもかかわらず、病院時代の自分にこだわり、「こんな業務しかないの?クリニックの掃除をなんで私がするの?」と空気読めない態度を自分からとって仕事を楽しむことをせず、結果ほかのスタッフから理解されず退職してしまうという、時間とお金と就職するという労力の無駄を進んで自分からしてしまうんですよね。。。

転職後の収支の見直しは必須!

4年目の看護師の一般的なクリニックでの年収は380万円、自由診療を多く手掛ける美容クリニックや夜勤のある有床クリニックなどでは430万円、夜勤のある病院では450万円といわれています。

一般的なクリニックでは、クリニックの経営状態によってボーナスの額も左右されやすく、寸志程度(数千円~数万円)の場合もある事を忘れないでくださいね。

今までの自分のお金の使い方を見直しをしないと、生活が成り立たなくなっては大変です。

これを機に自分の支出の多いところの見直しや、収入の柱を増やす検討などなさってみてはいかがでしょうか。

私個人的な意見なのですが、今の生活スタイルを続けたいとお考えの方は、お給料の高い美容クリニックに勤めてみるのもおすすめします。

かくいう私は、一般のクリニックに勤めたのですが、美容クリニックも興味がありました。しかし、アラフォーの筆者は、もう美容クリニックに応募できないんです。・・・はい。年齢制限で。

大学院の進学の際、大学院にも近い美容クリニックに転職も考えこっそり面接に行ったのですが、「30歳のあなたに会いたかった」と院長に言われました(笑)

一般的なクリニックでは、定年まで募集しているところが多いですので、4年目看護師の今が旬の皆さん、美容クリニックに興味がありましたら、何事も経験という事で、クリニック開発の化粧品が社員割引価格で買えたり等ありますし、ある意味今がチャンスかもしれませんね!

最後に

せっかく長く勤めてきた病院からクリニックへ転職するのですから、白衣を着ているあなたも、白衣を着ていないあなたも輝いて活き活きしていて欲しいと思います。

この記事を参考にしていただき、看護師4年目だけど、クリニックに転職して良かったなと思ってもらえたら最高です。

その為にも、転職する前の今から、クリニックでこんな看護師でいたい、自分の人生の目標はコレだ!と考え始めてみてはいかがでしょうか。

転職が素敵なものになる事を応援しています。