仕事は楽?辛い?

整形外科での仕事は、決して楽ではありません。覚えなくてはならないことは多いですし、さまざまな症例があるため初めは日々勉強の毎日となります。大変なことや、辛いこともたくさんあります。

しかし、それらをやりがいとして受け取ることができれば、看護師として充実した日々を送ることができると思います。整形外科では患者さんの回復が目に見えてわかりやすいため、非常にやりがいは感じやすいと言えます。

患者さんからお礼の言葉を述べられたると、もっと患者さんのためにがんばらなくてはという気にもなります。


向いている人は?向いていない人は?

整形外科を訪れる患者さんは基本的に意識がはっきりしており、意思の疎通が行いやすいため、看護師としても本人とじっくり向き合って看護を行うことができます。

そのため、雑談なども含めて、話好きな人には向いていると言えます。逆に言うと、なるべく自分の仕事だけに黙々と集中したいという人には、あまり向いていないと言えるかもしれません。

整形外科は明るく体育会系的な雰囲気のところが多いため、おのずと明るい性格のナースが集まるように感じます。


どんな求人を選ぶべき?

整形外科の求人には、総合病院内に設けられている診療科から、街中の整形外科医院やクリニックまでがあります。総合病院内に設けられている診療科では、外科手術が行われることも多いため、看護師にも夜勤があるというのが一般的となります。

しかし、小規模の医院やクリニックでは、手術を必要としない患者や、リハビリ目的の患者などを相手にすることが多いため、こういったところでは看護師にも夜勤はありません。

整形外科に関する看護知識や技術を万遍なく身につけたい場合には手術の行われている病院を、プライベートを優先したいのであれば、小規模の医院やクリニックの求人を選ぶとよいでしょう。


大学病院、総合病院、クリニック、診療所…それぞれの違いは?

簡単に言うと、大学病院は最先端技術を含むもっとも高度な医療が行われているところ、総合病院は高度な医療が行われているところ、クリニックや診療所は重症患者を扱わないところ、となります。

また、大学病院や総合病院には多数の診療科が設けられているのに対し、クリニックや診療所では、特定の診療科のみが扱われているといった違いもあります。

看護師として専門性の高い知識や技術を身につけたいのであれば大学病院や総合病院を、地域や患者に密着した看護を行いたいのであれば、クリニックや診療所で働くとよいでしょう。


もし配属の希望が通らなかったら?

もし希望する整形外科への配属が通らなかった場合には、選ぶ道は2つに1つです。気持ちを切り替えて配属された診療科で一生懸命頑張って勤務するのか、辞退して新しい病院に移るのかのみとなります。


どうしても整形外科で働きたい人はどうしたらいい?

どうしても整形外科で働きたいのであれば、整形外科専門の病院を選ぶとよいでしょう。初めは規模の小さな病院で経験を積み、将来的にはその経験を元にして、大規模な総合病院などへ転職することが可能です。総合病院であっても経験者であれば、整形外科への希望を聞いてもらいやすくなります。

将来的に大病院で働くことを目指すのであれば、小規模の専門病院であっても、外科手術を行っているところを選ぶということが大事です。


未経験の看護師でも働ける?

整形外科では、未経験者の看護師の募集を行っているところが多くあります。整形外科では内科などとはまた違った専門性が求められることとなりますが、ある程度規模の大きな病院であれば、プリセプター制度を設けているというのが一般的となります。

未経験者の場合では、教育制度のしっかりとした病院を選ぶとよいでしょう。


アルバイトやパート勤務はある?

整形外科におけるアルバイトやパート勤務の看護師の募集は、おもに小規模の医院やクリニックで行われている傾向があります。

仕事内容はおもに、採血・注射・点滴やレントゲンなどの準備・補助、診療介助、リハビリ補助などがメインとなります。日勤のみや、週1~2回勤務など、家庭を持つママさんナースでも働きやすい勤務条件が、多く見られています。


夜勤は多い?日勤のみでも働けるの?

夜勤があるのは、病棟を抱える病院のみとなります。日勤のみの勤務を希望するのであれば、病棟のない医院やクリニックを選ぶとよいでしょう。