夜勤の看護師バイト・パート

夜勤の看護師バイト・パートのメリット

夜勤は辛い、大変だと感じているナースも少なくない中、最近では「夜勤専従」という働き方を選ぶナースも増えてきています。

人手が足りない時に確保しやすいと考える雇う側（病院など）と、自分のライフスタイルに合わせた働き方がしやすいと考える働く側（看護師）双方の希望が一致しやすい夜勤バイト・パートは、求人・応募する看護師ともに増加傾向にあります。

夜勤バイト・パートは高収入！

夜勤バイト・パートでは、日勤に比べて少ない勤務日数で高い収入を得ることができます。およそ日勤パートの1.5から2倍程度の日給が相場です。

実際の金額では、2万円前後を中心に、都内の病院などでは3万円前後や4万円を超える日給のところもあり、いわゆる「寝当直」といわれるような効率よく収入を得られる求人もあります。

自分の自由になる時間を確保しやすい

特にバイト・パートでの働き方だと、常勤に比べていつ働くのかといったことも自分の都合に合わせることが出来ます。自由な時間もまとまってとりやすく、趣味を充実させたりスキルアップや資格取得のための勉強をしたりするとこも可能です。また、日中の空いた時間にゆっくり休むこともできるし、家事や日勤ではしづらい銀行や役所などでの手続きをすることもできます。

夜勤の看護師バイト・パートのデメリット

肉体的な負担は日勤に比べて大きい

本来人間が休んでいる時間帯に働くことになるので、いくら少ない日数であっても身体への負担は日勤に比べて大きくなります。なかには、自律神経のバランスが崩れ体調を壊してしまうナースもいます。

夜勤への適応力は個人差もあり、自分の体力や体調を考えて働き方を選ぶ必要があります。

仕事の負担や責任が重い

夜勤は、看護師の人数が少ないなかでの勤務になるため仕事の負担や責任が重い点も挙げられます。特に夜勤バイト・パート勤務は、勤務の間隔が空いてしまう時も多く、患者さんの病態把握が難しいなかで仕事を行うこともあります。申し送りの時には、分からないことはきちんと聞き、情報収集をきちんと行い責任を持った対応が求められます。

収入が不安定

1回の勤務で高い収入が得られる反面、収入が不安定であることもデメリットとしてあげられます。夜勤の回数は自分だけでなく雇う側の都合もあるため、なかには直前になるまでどれぐらい勤務に入れるのかわからない場合もあります。

夜勤のバイト・パートでは、1ヶ月あたりの勤務が1回減るだけでも収入に万円単位の変動が出てきます。実際に働いている看護師からは、こうしたことに対する不安の声もあります。

夜勤のバイト・パートを選択している看護師たち

実際にはある程度の臨床経験を持っていて、少ない時間や日数で高い収入を得たいと考えている人や、子育てや介護などをする必要がない人、あるいはそういったことに時間をあまりとる必要がない人、将来の目標があって勉強するための時間を確保したい人などが勤務しています。

夜勤をすることのできる環境にある看護師が、夜勤バイト・パートのメリットを利用して働いている場合が多いです。中には、寝当直の求人を上手く利用していくつかのバイト・パートをかけもちし、高収入を得ている看護師もいます。

人間関係が複雑にならない、周囲が静かなので働きやすい、日勤と夜勤が混在する働き方より夜勤に固定した方が楽に感じられるなどの理由から、あえてこうした働き方を選んでいる看護師もいます。

最近では、職場環境が整えば夜勤バイト・バイトのメリットを考えて挑戦しようと考えている看護師も出てきています。例えば、子育て中でも勤務先にバイト・パートでも利用できる24時間対応の院内託児所があり、子どもを預けることができる場合などです。

しかし、日勤での勤務を望みながらも、目の前の必要な収入を得るために採用されやすい夜勤バイト・パートを選んだり、こうした仕事をかけもちしたりしている看護師もいます。