仕事は楽?辛い?

病棟での仕事は、科によって楽なところもあれば、忙しすぎて辛いところもあります。

病院によっても差はありますが、一般的には精神科や整形外科、小児科、産婦人科などが、比較的仕事の楽な科となっているようです。

外科系の病棟はどこも多忙で、学ばなくてはならないことも多いため、人によっては辛いと感じる看護師もいるでしょう。

しかし、やりがいという面においては、忙しい外科系病棟の方が感じられるという声が多く聞かれています。

将来的に急性期系の病棟勤務を希望しないのであれば、初めから仕事の楽な科でもいいですが、スキルアップを目指すのであれば、忙しい科で働く方がスキルも身につきやすいでしょう。


向いている人は?向いていない人は?

病棟での勤務は、入院患者の日常におけるケアというのが主な仕事内容となるため、優しくて世話好きなタイプの人が、向いていると言えます。

病気と闘う患者さんを心から励まし、親身になって相談にのってあげることができる豊かな人間性も、ポイントとなるでしょう。

逆に思いやりがなく、仕事を作業としてしかこなせないタイプの人は、病棟勤務には向いていないと言えます。

また、病棟勤務は科によっては学ばなくてはならないことがたくさんあります。そのため向上心があり、勉強が苦ではない人に向いているでしょう。


どんな求人を選ぶべき?

病棟での仕事内容は、病院や科によっても差があります。

そのため、求人を選ぶ際には自分が働きたい配属科を明確にし、仕事内容をしっかりと確認するということが大切となります。

他にも、その病棟の多忙さや、残業、夜勤の頻度、シフト状況などをチェックするということも大事です。

入院患者の年齢層や重症度などによっても、多忙さや求められる能力は異なって来ます。

特に急性期の患者を中心に受け入れているところは、多忙である場合が多く、高度な知識が技術が求められる傾向があります。

求人を選ぶ際には給与の面だけではなく、幅広く情報を得るということが大事だと言えるでしょう。


どうしても病棟で働きたい人はどうしたらいい?

病棟勤務に関する求人は、比較的多く見ることができるため病院を選ばなければ、あまり求人探しに苦労するということはないでしょう。

特定の病院での病棟勤務を希望するのであれば、日頃からその病院の情報収集を行っておくということが大切となります。

しかし、病院によっては情報を一般に開示していないところもあるため、看護師専門の転職サポート機関などに登録をしておくと情報も得やすいでしょう。


未経験の看護師でも働ける?

病棟は、新卒の看護師が多く配属される場所であることから、未経験であっても採用される確率は高いと言えます。

外来経験や介護施設などでの経験があると、新卒よりも多少は有利となるでしょう。

しかし、中途採用の場合では、即戦力を求める病棟も多いため全くの臨床経験なしだと不利となる場合もあります。

未経験から病棟勤務を希望する場合には、事前に講習を受けるなど、ある程度予備知識を持って挑むことが大事でしょう。


アルバイトやパート勤務はある?

病棟勤務は、パート・アルバイトで看護師を採用するケースも多く見ることができます。

パート・アルバイトの場合では、日勤のみや夜勤専従など自分の都合のよい働き方をしやすいといったメリットがあります。

しかし病棟によっては、雑用的な仕事がメインとなるケースも多く、能力を生かしにくいといったデメリットがあるでしょう。

基本的に週5日のフルタイムで働く場合には、看護師としての仕事内容は常勤と変わらないケースがほとんどとなっています。そのため責任感を持って、仕事に従事するということが大切となります。


夜勤は多い?日勤のみでも働けるの?

病棟勤務は、基本的に夜勤が不可避であるという求人が多くなっています。

病院によっては、出産後1年間は夜勤免除といった配慮をしているところもありますが、特別な理由がない場合には常勤の夜勤は避けられないでしょう。

夜勤の頻度としては、週1~2回程度、月8回程度というのが平均的となっています。看護師の数が不足している病院では、夜勤の数が多くなる場合もあります。