羽田空港内にある東邦大学羽田空港クリニック

羽田空港では、空港職員をはじめとして多くの人たちが仕事に従事していて、空港内に設置されている診療所である東邦大学羽田空港クリニックでは看護師も活躍しています。

◆診療所の対応時間

  • 診療時間:9時~13時(受付:12時30分)、14時~22時(受付:21時30分)
  • 休診:13時~午後14時

主に、空港職員や利用者の急な体調不良に対応しています。

クリニックの職員は、すべて東邦大学病院から派遣されていることから看護師の求人も東邦大学病院において行われる場合が多いです。

羽田空港クリニックの看護師の主な業務内容

  • 医師の診療補助
  • 空港職員や空港利用客の急病やケガなどの対応
  • 必要時、他の専門施設への患者搬送手配
  • 禁煙外来
  • 睡眠時無呼吸症候群や生活習慣病外来
  • 空港職員に対して、健康管理や予防接種、急性疾患や慢性疾患の治療、健康診断の実施

禁煙外来には、空港職員だけでなく近隣からも患者さんが訪れてていて、個々の性格に合った禁煙方法の提案や、禁煙を成功させるためのアドバイスなどが提供されています。

他にも、空港内の感染症対策に関する研修会なども実施しています。

羽田空港国際線クリニックに勤務する看護師は、看護師の資格以外にも保健師の資格や経験があると採用面でも有利となり、更に専門となる診療科の他に様々な疾病や外傷に対応するための幅広い知識と経験が求められています。心電図検査機器も設置されているため、検査準備に関する技能も必要です。

羽田空港で勤務する看護師には、語学力が必要

羽田空港は多くの外国人も利用する国際空港であるため、ある程度の語学力も必要とされます。

国際線は、アメリカやカナダ、イギリス、フランス、ドイツなどといった欧米各地のほか、中国や韓国、台湾、香港などのアジアやベトナム、フィリピン、マレーシア、タイ、シンガポールなどといった東南アジア、中東方面からも航空機が乗り入れています。

そのため、英語のほか、中国語や韓国語も話すことができれば重宝され、少なくとも一般的な症状や疾病名などの単語は覚えておくことで看護する上でも役立ちます。

また、東南アジアや中東方面からの外国人に対しては、宗教に配慮した看護も求められるため、宗教に関する知識や理解を深めておくことも必要です。

東邦大学羽田空港クリニックでの勤務を希望する場合には、東邦大学病院や関連する求人情報サイトなどのチェックを欠かさないことです。

羽田空港について

羽田空港は東京都大田区にある国際空港であり、正式名称は東京国際空港(Tokyo International Airport)で、千葉県成田市にある成田国際空港との区別を明確にする目的で、羽田空港という呼び方をされることが一般的です。

羽田空港は元々国内線に力が入れられていた空港ですが、最近ではLCCを含む国際線にも力が入れられており、国際線の発着枠増加に伴って国際線ターミナルの拡張も行われています。

更に、2020年の東京オリンピック開催へ向けて国際線発着枠の更なる増加も計画されています。

羽田空港は、第1旅客ターミナル、第2旅客ターミナル、国際線ターミナルを有するほか、様々なレストランやブティック、小売店、ホテル、美術館などが入居する商業施設としての側面もあり、交通の便が良いことから空港利用者以外の人も訪れる場所です。

平日は東京へ出張で来るビジネスマンたちの姿が多く見られ、週末になると旅行者や家族連れも多く見られるということが特徴です。