採血バイトの仕事内容

採血バイトの主な仕事内容は献血や健康診断などで採血を行うことで、専従看護師として勤務することがほとんどです。

1日にたくさんの人が利用する職場も多くありますが、患者さんや献血協力者、健康診断を受ける人の負担が少ないよう的確に作業を行うことが必要になってきます。

病院やクリニックなどで正職員として働く場合と違って役割は限られており、バイトでも仕事をしながらスキルを高めることができるのでやりがいを感じやすい仕事です。

採血バイトの給料

採血バイトの給料は地域や職場によって幅が広く、時給が1,300円程度の求人もあれば2,000円以上のものもあります。

東京都や大阪府では時給が高い傾向にありますが、平均すると1,500円前後が相場です。ナースがバイトやパート職員として働く場合の平均給料とほぼ同額であるにも関わらず業務内容は限定的なので、高時給だと感じるナースも多くいるようです。

採血バイトの看護師を募集している機関

献血ルーム

日本赤十字社が運営している献血ルームは全国各地にあり、バイト看護師の求人も全国で見られます。固定休日は職場によって異なりますが、週末が休みという職場が多い傾向にあります。

また、時給は地域によって異なり、1,200から1,900円となっていて、休日出勤の際は時給がアップしたり正社員へ登用されることもあったりと、様々な制度が備わっています。

献血ルームはアクセスの良い地域に多いため通勤にも便利で、日勤のみの仕事なので働きやすい環境です。

献血車

献血車は日本赤十字社が運営しており、バスで企業や商業施設などを巡回して献血を行っています。日本赤十字社は全国で献血ルームの運営も行っており、献血車と献血ルームで働くナースを一括して募集することがあります。

時給は献血ルームで勤務するナースと同じで、地域や曜日によって差はありますが1,200円から1,900円が相場です。

病院(採血室)

一般病院にある採血室では、検査のための採血を主に行っています。患者さんの数は日によって異なりますが、献血ルームなどに比べると少ない傾向にあります。

病院で働く場合は時給の地域差が大きく、東京都や大阪府のような都市部では2,000円を超えるケースもある一方で、地方部では1,000円を下回るケースも見られます。夜勤は無く、日勤のみ・平日のみという職場が多くあります。

健診センター

健診センターでは健診項目の1つとして採血を行っており、最近では専従看護師を配置する職場も増えてきています。

健診センターでは1日に多くの方が訪れるため、てきぱきと仕事をこなす迅速さと的確さが求められます。また、健診車で企業や学校などを巡回して健診を行うこともあります。

採血バイトの看護師求人事情

採血を行う看護師のバイト求人は、全国各地で見つけることができます。その主な理由の1つは、日本赤十字社が全国で血液センターや献血ルームを運営し、献血車で巡回献血を行っているということがあります。

日本赤十字社は随時バイト・パート看護師を募集しており、働きやすい環境も整備されている人気の職場です。病院や健診センター、人間ドック専門クリニックなどどのような機関でも日勤のみの求人がほとんどで、半日勤務の求人や1日4時間・週3日から勤務可能な求人、平日のみの求人も多いのはこの仕事の特徴とも言えます。

しかし、注意するべき点もあります。それは、多くの機関で応募資格が設けられているということです。よく見られるのはナースとしての臨床経験や病院での勤務経験を必要とするもので、応募条件が厳しい求人では経験年数が5年以上必要なものもあります。

また中には、経験年数が豊富であるほど時給が高くなるケースもあるなど、ナースとしての経験を持っていることが採用時だけでなく様々な面で有利になる仕事と言えます。

この仕事は単発や短期のものも多く、特に健診センターでは企業や学校の健診が増える時期には人手が必要となるので、単発・短期の求人が多い傾向にあります。しかし中には長期勤務が可能な職場もあるので、自分の希望するスタイルで働くことができるでしょう。