色彩検定とは
どんな資格?
色に関する幅広い知識や技術を修得した、スペシャリストとしての資格となります。色の効果や影響を理論的に理解し、実践において活用することができる、専門家としての資格となります。
レベルによって、3級・2級・1級が設けられており、スペシャリストと呼ばれるのは1級保持者となっています。
認定先
文部科学省が後援する、公益社団法人色彩検定協会による認定資格となります。
資格保有者数
正確な保有者数は公表されていませんが、おもに10代〜20代に人気の高い資格となっています。社会人のほか、専門学校生や大学生といった、学生の資格保有者も多くなっています。
難易度・合格率
合格率は平均して3級が70%台、2級が60%台、1級が30%台となっており、レベルが上がるにつれて、難易度も高くなるといった傾向があります。
色彩検定の資格を活かせる職場
プロダクトデザイン、インテリアデザイン、グラフィックデザイン、スタイリスト、ファッションデザイン、メイクアップ、フラワーデザイン、建築・環境計画、商品企画・広報、学校、店舗など、活躍の場は幅広くなっています。
看護や介護の分野においても、色によって精神を安定させるなどといった、知識や技術を活用することができるでしょう。
色彩検定の将来性
色の知識や技術は、さまざまな場面で活用することができます。最近ではカラーセラピストなど、癒しを提供する職業なども注目を浴び始めているため、専門性を追求して行くことによって、仕事の幅はどんどん広げて行くことができると言えるでしょう。将来的には、個人でサロンの開業なども可能です。
また、高齢者に対する看護や介護の分野でも、色の知識や技術は役立てることができるでしょう。
色彩検定資格取得者のお給料事情
給料については、業種・職種によって幅があると言えます。
クリエイティブな職種の場合では、資格の有無よりも経験や実績が重視される傾向があるため、初めの数年はあまり優遇されるということはないようです。経験と実績が認められることによって、給料アップを期待することができると言えるでしょう。
色彩検定の資格取得方法
受験資格
誰でも何級からでも、受験することが可能となっています。
1級については1次試験と2次試験が実施されており、1次試験に合格した人のみが2次試験へと進むことができます。1次試験合格の有効期限は2年間となっており、2次試験に不合格となった場合でも、その後2回までは、1次試験免除で2次試験のみを受験することができます。
また1級と2級、2級と3級は、併願で同じ日に受験することが可能となっています。
審査方法・試験内容
3級についてはマークシート方式で70分、2級については一部記述式を含むマークシート方式で80分の試験が、実施されています。
1級については、1次試験が一部記述式を含むマークシート方式で90分、2次試験が一部実技を含む記述式で90分の試験が行われています。各級満点の70%前後の正答率で、合格となっています。
合否通知は、試験実施のおよそ1ヶ月後に発送されることとなります。合格証書や資格証の発送は、合否通知発送からさらに2〜3週間後となります。
受験日程
3級・2級については、毎年夏期6月および冬期11月の2回、試験が実施されています。1級については冬期のみの実施となっており、1次試験が11月、2次試験が12月に実施されています。
2014年度における3級・2級の夏期検定は、6月22日(日)が実施予定日となっています。3級・2級・1級(1次)の冬期検定は、11月9日(日)、1級(2次)は12月14日(日)に実施される予定となっています。
費用・会場
検定料は、3級が7,000円、2級が10,000円、1級が15,000円となっています。1級の1次試験免除者についても、検定料は15,000円となっています。
受験地については、北海道から沖縄までの、全国の主要都市に会場が設置されています。ただし1級2次試験については、受験地は札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡の、6都市のみとなっています。
問い合わせ先
【個人受験に関する問い合わせ(申込方法など)】
TEL:03-5510-3737/06-6397-0203
【団体受験に関する問い合わせ(登録・会場など)】
TEL:06-6397-0203
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