看護師の私と結婚して夫が一番驚いたことは、看護師の勤務体制だったそうです。

結婚前から夜勤のある3交代勤務であることはもちろん知っていたし、勤務の説明もしていましたが実際に一緒に生活し始めて戸惑うことも多かったようです。

夕方から出勤する準夜勤のときは、夫が帰ってきても家にいないし夕食も一緒に食べられない。準夜勤が終わって帰宅するのは深夜なので、朝が早い夫は寝てしまっています。深夜勤は、たいてい日勤をした後に日勤⇒深夜としてシフトが組まれるので、日勤が終わって家に帰り夕食の準備をして夫が帰ってきたら一緒に食べて、入浴後午後9時には仮眠に入るようにしていました。

なので、食事も時間を気にしてゆっくり食べられませんし、もちろん外食する時間なんてありません。少しでも仮眠時間を確保したいので、夕食後ゆっくりテレビを見る暇もなく急いで入浴して、リビングでのんびりテレビを見ている夫を残して一人寝室で仮眠をとるようにしていました。

深夜勤の出勤のため起きると、まだ夫が起きていることがありますが、私が出勤の用意をして真夜中に病院へと仕事に出かけ姿を見て、看護師の仕事は本当に大変なんだと実感したと言っていました。

そんな姿を見ているので、夫は自然と家事も手伝ってくれるようになり、不規則な勤務ですれ違いの生活になることも理解してくれました。夫が帰宅した時に家に居なかったり、夕食が一緒に食べられなかったり、朝も一人で起きて一人で朝食を食べて出勤する夫に対して、妻として申し訳ない気持ちでしたが、夫は看護師と結婚したんだからそれも当然だと理解を示してくれました。

そのかわり、勤務を調整してなるべく二人の休みが合うようにして、ゆっくりした時間を過ごしたりあちこち旅行に出かけたりして楽しみました。

お互いの仕事を理解することで、お互いを尊敬することが出来信頼関係が生まれ、より良い夫婦関係を築いて行けるのだと思います。

予断ですが、夫は看護師の妻を持つと「病気の時に心強い」「手厚い看病をしてもらえる」と思っているようです。でも、普通の1人の妻に代わりはないのに…

ちょっと体調悪いんだけどなんだろう…風邪かな?こんな症状って何?と聞かれても私は医者じゃありません。「本当に看護師なの?」「いつも適当だね!」と言われます。笑