派遣のお仕事を始めてから

単発バイトの初出勤

出勤すると社員の看護師さんから訪問する利用者さんのカルテを貰い、各々の注意事項などの申し送りを受けました。担当する利用者さんたちは全員高齢者で、ほとんどの方に既往歴があったので疾患に留意して気を付けるポイントをメモし、訪問までの移動の間、車の中で見返します。

心疾患や脳血管系などの疾患がある方は入浴前後のバイタルサインチェック、全身状態の観察に特に気を付ける必要があり、病棟で行う入浴介助と基本は同じなので病院での経験を活かすことが出来ます。また、入浴前後は水分摂取を促したり、入浴中のリラックスタイムには雑談したりと、一つ一つのコミュニケーションを大切にして声かけを行うことも必要です。利用者さんの中には入浴後に軟膏塗布の介助がある方もいらっしゃるので、こちらから声をかけれるように処置の内容や必要な処置を覚えておくようにしました。

長くサービスを受けられている利用者さんからは「顔なじみのスタッフに来てもらうほうが安心できる」と言われました。確かに良く知らない人が自宅に上がって、いきなり入浴介助をされるのは不安な部分があると思います。私は、お互い初めてだからこそ満足したサービスを受けて頂けるようにと思い、接し方や話し方など笑顔を忘れずに配慮するように努めました。

仕事をする上で難しかったのは、決められた時間内に順番に訪問しなければならないので時間配分を考えて介助にあたるところです。

しかし、慌ててしまって機械的な接し方にならないようにしなければなりません。幸いに同行するドライバーさん、ヘルパーさん(3人一チームでまわる)が優しい方でしたので、手取り足取り教えて頂けたので有り難かったです。

合計7件回って終わりにはクタクタでしたが、会社に戻ってから記録を書いてチェックしてもらい、無事に仕事を終えました。

振り返ってみると、いろいろと反省点はありましたが、また機会があればやってみたいと思いました。