身体のどこかに痛みがあると、仕事に集中できなくなったり、何かする気力が失せてしまいますね。特に、その中でも頭痛は一刻も早く止めたい痛みだと思います。

頭痛は、身体的、精神的そして社会的に大きな影響を及ぼす疾患であり、軽視せず、しっかり向き合うべき病気です。

頭痛の対処方法

鎮痛剤の使用

多くの人は市販薬の鎮痛剤を購入し、内服して痛みを緩和していると思います。病院に勤務していれば医師に直接相談し、その場で容易に薬を処方して貰える…なんてこともあるのではないですか?薬を利用することは悪いことではなく、我慢するくらいならば鎮痛剤で痛みを取り除くほうが安全です。

専門家に相談する

長引く頭痛は何か病気がひそんでいたり、さらに症状を悪化させる可能性があるため思い切って内科にかかることをお勧めします。頭痛の中でも片頭痛の方はとても多く、20~40代の方を中心に見られ、主に女性ホルモンのエストロゲンが関与していると言われています。特に、排卵日や月経の初日前後に起こりやすいのでご自身の健康チェックに役立ててみると良いと思います。

ストレスの除去

ストレスによる影響も大いにありますので、仕事上避けられない人間関係や患者さんとのトラブルなど悩みのたねは尽きないと思いますが、一つ一つ我慢しすぎないで上司や同僚に相談したり、ストレス発散して緊張状態から自分を解放することも大事です。

様々な刺激を避ける

私も一時期、ひどい片頭痛に悩まされたことがあります。その時はICU勤務で毎日緊張度が高く、失敗しないようにと気を張っていました。頭痛があるとICUの真っ白な蛍光灯が目に突き刺さり、よけい症状がひどくなったように感じたのを覚えています。

家に帰ってからは、蛍光灯の光は避けてランプをつけて過ごすことで少し楽になりました。ですので、自宅では間接照明など取り入れることで少しでも症状が緩和するので調整してみるのも良いと思います。

そして最後に、片頭痛は鎮痛剤で痛みを抑えるよりも内科で薬(トリプタン系)を処方してもらい治療することが有効です。これぐらいの痛みなら我慢すればいいやと過小評価する看護師が多いのが現状ですが、自分の身体が一番大切ですから無理はしないでおきましょう。