腰痛は看護師の職業病?!

看護師の仕事は、患者さんを抱えたり患者さんのベットサイドで中腰の状態で処置をしたり、患者さんを抱きかかえてベットや車いすに移乗したりするので腰痛に悩まされている人はたくさんいます。

特に女性は体が冷えやすく、腹筋も弱いので男性よりも腰痛になりやすいと言われています。また、看護師のように不規則な生活や仕事上で感じるストレスも自律神経を乱す原因となり、自律神経が乱れると体のバランスが悪くなり腰痛を引き起こすのです。

腰痛になると中腰での仕事が辛く、患者さんを安全に支えることが出来なくなるので普段から気を付けてなるべく腰痛にならないようにしたいですね。

腰痛予防対策

服装の工夫

ワンピースよりパンツスタイルのユニフォームの方が機能的で動きやすく、サンダルよりスニーカータイプのナースシューズの方が疲れにくく楽な姿勢で仕事をすることが出来ます。無理な姿勢で動いたり、動きにくい状態で力を入れたりすると腰に負担がかかりやすく腰痛を引き起こしてしまいます。

筋肉を付ける

腰の筋肉や腹筋が弱いと腰痛を起こしやすくなるので、ウォーキングやストレッチなどをして筋肉をほぐしながら鍛えることで腰痛を予防することが出来ます。

体を温める

冷えも良くありませんので、夏でもシャワーで済まさずゆっくり入浴をして血行を良くし筋肉をほぐすようにすると良いでしょう。入浴後にストレッチをするとより効果的です。

ベルトやコルセットの着用

腰痛を防ぐためには腰への負担を出来るだけ軽くすることが大切なので、必要によってはベルトやコルセットなどを使用することも有効です。

仕事をする時も、なるべく中腰の姿勢の時間を短くたり、ベッドや車いすへの移乗の際に無理に一人で行おうとせず介護器具を使用したり二人で行うなど腰への負担を軽くする工夫が必要です。

腰痛を抱えながらの看護の仕事は、自分が身体的に辛いだけでなく時には患者さんに不安を与えてしまったり安全な看護が出来なくなることがありますので、腰痛予防は看護師のとってとても大切なことです。