胃のトラブルは、多くの看護師が経験していることだと思います。

特に新人ナースは業務に慣れていないことから緊張やプレッシャーを感じ、多少胃が痛くても市販薬を飲んでしのいでいる姿をみることがあります。

胃痛は怖い?!自己解決せずに受診を

かつての私もそうで、胃がキリキリするため胃薬を流し込み、なんとか患者さんに明るく振舞っていました。きっとストレス性のものだろうと思って軽く考えていたのです。

しかし、1年程経っても症状は改善せず、師長に話をした時に消化器内科の受診を勧められました。なんとなく気が重かったのですが、受診をして胃カメラをすすめられ、結果、慢性胃炎でした。

「やっぱりね」という感じで、処方された胃薬を飲んで暴飲暴食をさけて、禁酒もしました。それに、ストレス発散に休みの日は軽い運動をしたり、自然の中にある温泉でのんびりしたりとリラックスする時間を意識的につくりました。

そうこうするうちに、ずいぶんと調子が良くなり、早く受診しておけばよかったと少し後悔したものです。

私の場合は胃炎ですみましたが、同僚や後輩では十二指腸潰瘍や胃潰瘍、また逆流性食道炎を患っている人もいました。胃はストレスの影響を受けやすい臓器ですから、日頃から労わってケアをすることが必要ですね。

何よりも、早めの受診が大事です。

体の不調は我慢は禁物!!

もしかしたら、胃がんという可能性もありますから無理して我慢をするのは辞めましょう。そして、ストレスともうまく付き合っていくしかないのです。

仕事の上で、人間関係や患者さんとのトラブルなど悩みの種はつきません。だからこそ、受け流すところは流して、自分のやるべきことをしっかり見据えて、時には周囲の人の助けをかりて休む時はしっかり休む!

また、診療内科に相談するのも一つの選択肢だと思います。カウンセリングを受けた経験がありますが、とてもいい影響を受けて前向きになれました。もちろん、個人差はあります。心と身体はつながっているもの、身体は正直なんだと受け止めて胃痛と向き合いましょう。