パートや派遣でも産休や育休は取れる?
妊娠して出産した後はしばらく働くことができませんが、産休や育休をとった後に仕事に復帰する看護師は増えてきました。
常勤の看護師であれば産休や育休後でも職場に戻れることから育休は取りやすいですが、パートや派遣で働いている場合に産休や育休を取ることは出来るのか不安に思っている看護師も多いはずです。
■育児休暇を得るための条件
- 1歳未満の子どもがいること
- 同じ病院に1年以上勤務していること
- 育休が終了した後に同じ病院で雇用されること
常勤の看護師であれば同じ勤務先で育休終了後も働くことが出来るでしょうが、パートや派遣の看護師だと難しいこともあります。パートや派遣の看護師が産休や育休を取ることが出来るかは、職場の考え方で変わってしまいます。「産休をとった後も引き続いて同じように働きて欲しい」と思われたならば、産休や育休を取ることは可能です。
子育てを考えている場合、パートや派遣で働く場合と常勤の看護師ではどちらが有利?
育児をしながら常勤の看護師として働き続けることは難しく、子育て中はパートや派遣の方が働きやすいと思っている方は多いです。
育児をしながらパート・派遣看護師をするのは不利!
実際は、育児をしながらパートや派遣の看護師として働き続けることは看護師として不利な点もあります。
仕事内容はほとんど変わらなくても、パートや派遣で働く場合と常勤では待遇に違いがあるのです。
- 子育て中で託児所を利用したくても、常勤の看護師しか受け付けてもらえない
- キャリアアップを考えている場合は不利になる
- 産休や育休後に元の職場に戻りにくい
パートでも同じ職場に戻ることが出来る場合もありますが、産休や育休を取得するのではなく退職という道を選ばされてしまうこともあります。
とは言っても、子供の用事や病気などの理由で休みやすいのはパートや派遣の看護師です。
何に重点を置くかで働き方を選択
キャリアの維持や託児所の利用などを考えれば常勤の看護師が有利ですが、時間の都合をつけやすいことを考えるとパートや派遣のほうが有利だと言えます。何を一番に考えて働き方を選ぶかは自分次第です。
パートや派遣の看護師の上手な産休や育休のとり方とは?
契約期間の確認をする
常勤の看護師でなければ産休や育休を取れないというわけではありません。労働基準法で産休や育休定められていますから、休みを取ることは出来るのです。
しかし、常勤の看護師とは違って気をつけなければならないことが「契約期間」です。契約期間を定められていると産休や育休を取ることができません。契約期間が短ければ、産休や育休を取る前に辞めることになってしまいます。
例えば、産休は法律によって産前の6週間前と定められていますが、契約期間がもともと長ければ問題はないのですが、契約期間が短くて産前の6週間よりも前に契約が終わってしまうのであれば産休や育休を取ることはできずに契約終了となります。契約期間を確かめて、産休取得の前に期間が切れないかを調べてください。
師長や上司と話し合う
契約期間が決まっていて産休や育休をとってしまうと契約が終了してしまうのであれば、職場で師長など上司の考え方を聞いてください。
同じ事業主の下ですでに1年以上雇用されており、子どもが1歳になった後にひき続いて雇用する気持ちがあるのであれば、産休や育休をとって看護師としてまた復帰することが可能です。契約期間が短くても何度も更新して期間を伸ばしているという方は、契約期間が決まっていない状態と同じようにみなされます。
派遣やパートは契約社員ですから、契約期間が終わってしまったら関係がなくなってしまいます。契約期間をチェックの上、師長などに相談して産休や育休をとるよう手続きしましょう。
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