健康医療コーディネーターとは

どんな資格?

日々の病気予防や健康の維持増進、生活習慣の改善など予防医学の観点から、正しい指導(コーディネイト)をすることが目的の資格です。

看護師や医師、歯科医師、歯科衛生士、薬剤師、保健師、鍼灸師、臨床検査技師、理学療法士などの医療関係従事者の更なるスキルアップの為に取得が薦められている資格です。

認定先 一般社団法人日本健康医療学会

資格は日本健康医療学会の会員だけでなく非会員も対象としており、看護師資格のない方でも医療関係従事者であれば健康医療コーディネーターの資格を取得できます。

資格保有者数 学会加盟者数や認定者数の公表はされていませんが、少なくともこれまでに1300名以上が資格を取得している計算です。
難易度・合格率 講習を受講した方であれば答えられる内容のテストのため、ほとんどの受講者が合格します。明確な合格率は公表されていません。

健康医療コーディネーター資格を活かせる職場

病院や介護施設、歯科医院などの医療施設を始め、企業の医務室などでの健康指導に役立てることができます。

健康医療コーディネーターの将来性

名前が似ている資格で「医療コーディネーター」という別の資格がありますが、医療コーディネーターは患者さんと医師の間に入って納得のいく意思決定ができるように提案していく資格です。

健康医療コーディネーターに至っては、病気予防や生活習慣病、健診などの側面から適切な指導をする資格な為、活かせる将来性が違います。なお、健康医療コーディネーターの場合、食育や生活指導などの見地からアドバイザーとして看護師の仕事を超えての活躍も見込めます。

健康医療コーディネーターの資格取得者のお給料事情

資格を持っていることにより直接的に給料に反映されているわけではないようで、どちらかというと各自のスキルアップや患者さんへの説明指導という面で役立つ資格です。

自己研鑽を怠らない姿勢がボーナスや昇給に影響を与え、結果的に給料が上昇する可能性はあるでしょう。

健康医療コーディネーター資格取得のポイント

期日までの申し込みが必須であるのと共に、二日間の講習を真面目に受けることが重要です。なお、学会の提供している催しなどに参加することでポイントを得られ、このポイントは資格取得後の更新に関係するものでもあります。5年間で健康医療コーディネーターの資格は失効し、更新するには5年間で20ポイントを有していることが必要です。

学会の大会参加が20ポイントで最も高く、研修会参加や症例展示で10ポイント、学術発表では16ポイント、学術論文掲載で30ポイントを得られます。また、ステップアップコースも設けられており各10ポイントを取得できます。

受験資格 医療関係従事者であれば可能です。なお、会員と非会員の別は特にありません。
審査方法・試験内容 2日間で行われる講演内容から、四肢択一形式のテストが行われます。
受験日程 年1回のペースで開催されており、平成27年は4月18日(土)13時30分~18時00分、19日(日)10時00分~16時20分で開催されます。2日間連続で参加し、最終日に開催される認定審査(15時50分~16時20分)を受ける必要がありますので、両日参加が求められます。
費用・会場 研修会費として18,000円を予め学会の銀行口座へ振り込み、入金確認ができ次第受験票が送付されてきます。

なお、この金額には当日の昼食代と認定試験料3,000円も含まれています。

合格後の認定登録料が別途6,000円必要ですが、本会員の場合や入会手続き中の場合は免除されます。また、認定資格は5年間有効で、認定資格の更新料は12,000円が必要です。

会場は日本赤十字看護大学の講義堂(東京都渋谷区広尾4‐1‐3)で、定員が120名(先着順)です。講習参加者は毎回定員を上回るため、早めの応募が重要です。

問い合わせ先 日本健康医療学会に問い合わせをする際は、専用の問い合わせフォームや電話、FAXでの問い合わせが可能です。電話番号は03‐3498‐1155、faxは03‐3498‐4182
詳細な情報がわかるURL 一般社団法人日本健康医療学会ホームページ:http://www.nihonkenkouiryou.jp/modules/authorize/index.php?content_id=11