20代 女性

以前から精神科・心療内科に興味があり、新卒で精神看護の病院に就職しました。

新卒でいきなり精神科に勤務するよりは、一般的な看護を経験した方がよいとの意見もありました。精神科は医療行為が少なく一般看護で身につける技術を習得するのが難しいことや、看護師としての経験が未熟ななかで精神科の患者さんと向き合うのは大変なことなどからです。

最初のうちは、わからないことや慣れないことも多く、患者さんとどう向き合っていいか迷う毎日でしたが、周りの先輩方の助けを借りながら何とか仕事をこなしていました。今でも、患者さんの態度や行動に悩むこともありますが、患者さんと接することで自分も成長できたと感じています。担当した患者さんが退院する時には大きな喜びを感じます。

患者さんの病状は一人一人違いますから、看護においてもこれが正しい、正解ということはありませんが、患者さんに真正面から向き合って看護をする姿勢が大切だと思っています。

患者さんの幸せを願ってそのお手伝いができるのが精神科の看護師の役割だと感じています。また、逆に患者さんから励まされることも多くあります。人として日々成長できる職場だと実感しながら勤務しています。


20代 女性

以前は急性期の病棟勤務をしていましたが、心の負荷を感じる人が多い昨今の状況から、精神科・心療内科で働いてみたいと思い転職しました。

職場の雰囲気は明るく入職当初から、わからないことなど相談にのっていただいています。勤務においても以前の職場とは違って残業が少なく、定時に帰る意識を持った職場です。有給休暇も取得しやすい環境です。

精神科は患者さんとゆっくり向き合うことが大切なので、そのような環境が職場の中にもあり、普段から落ち着いて仕事に取組めています。急性期病棟では毎日が慌しく、看護師としての仕事量も多く、患者さんとの時間がとれないと感じることも多かったです。

また、仕事量から肉体的にも負担が大きかったように思います。精神科・心療内科に転職し、患者さんとの時間が持てることは看護師としてやりがいがあります。

また、自分に余裕があることが、患者さんと接する上でよい環境で看護ができることにつながります。まだまだ、学ぶことも多く、他の看護師の患者さんへの接し方など参考にしながら精神看護を学んでいます。

現在の職場環境は仕事もしっかりでき、私生活も大切にできる環境なので長く勤務したいと思います。


30代 女性

産休が終わり職場復帰をしましたが、復帰後は負担が軽くなるよう周りの方たちに助けられながら勤務しています。

病棟には同じように子育てをしながら働く同僚も多いので、相談にのってもらったり、お互いに助け合いながら勤務ができています。仕事と家庭の両立は大変ですが、やりがいのある毎日です。

精神科で働く前は病院のイメージとして暗い、怖いと感じていましたが、勤務するうちにそのようなイメージは払拭できました。チーム全体で患者さんに対して最善な選択を考えて看護にあたっています。患者さんの持てる力を引き出し自信につながる援助を行えるよう看護にあたります。


40代 女性

精神科・心療内科で高い実践力を身につけたいと思い、日本精神科看護協会の「精神科認定看護師」の資格を取得しました。取得することができたのは、上司や同僚の理解や支援を受けることで取得できたと思います。

研修受講や資格取得に関して積極的な職場環境のため、看護師自信も意欲を持って働いています。うつ病などは再発が多い疾患とされています。日々看護実践を行いながら患者さんの疾患特性を考慮した看護ケアの支援を行っています。

精神看護は患者さんに巻き込まれて苦しむこともありますが、患者さんと接することで自信で距離感を体得するものでもあります。経験を積みながら学んでいくことも大切です。

また、看護師の教育やサポート体制も看護師が精神看護を実践し成長するうえで欠かせません。精神科・心療内科では看護師の職場環境づくりも大切にしています。