保育園・託児所・病児保育室の看護師求人の探し方
近年は認可保育園や認可外保育園、認証保育園などといったように保育園のタイプが増えさまざまな企業のグループ会社によって各地で多くの園が設置されています。
同様に社会で活躍する女性をサポートする取り組みとして、オフィス内託児所や病児保育室を設ける企業が増加しています。
看護師の求人は、離職者が出たなどといった理由で人材が不足した場合、またあらたな施設が立ち上げられた場合や施設を拡張するタイミングで募集が出されます。
施設が新設されるにあたっては大抵4月の入園時期へ間に合わせるように募集されることが多いものの、病児保育室に限ってはやや事情が異なっていて病院や保育園と併設されている場合ですと影響を受けやすくなります。
求人の数は増加傾向
働くお母さんが増えていることに比例して施設の充実も図られていることから、募集が増加し職場探しをしやすくなっています。
企業経営の保育園ですと各地の施設で勤務するスタッフを一括採用しているケースが多く、一度に多くの人材を確保するために、看護師転職サイトに募集が掲載されます。
保育園・託児所・病児保育室の看護師求人の特徴
保育士はあくまでも看護という面で専門性を発揮することができることにならないため、アレルギーや障害がある園児に対してケアが行き届かないといったことは懸念されていました。
そういったところから、全国的に看護師を配置する試みがなされるようになってきました。
そのため、一緒に仕事をする同僚の大半は保育士であり看護師は1人だけか、いても数人程度という体制になっています。職場によっては保育士との間で業務内容の境界線が曖昧になっている場合も少なくなく、仕事がしにくい可能性もあります。
特に看護師の需要が多いのが「病児保育室」
保育園や幼稚園、医療機関に併設されている場合や単独の病児保育園として運営されている場合があります。
体調不良の子どもへ対応するということから、看護師の役割は一般的な保育園と比較して重いものになります。
●医療機関併設の病児保育室の場合
勤務しているスタッフへの福利厚生という意味合いを含めて設置されているところもあり、設置元でも交替制勤務のシフトを敷いている場合が一般的ですから夜間の対応も求められる可能性はあります。
夜勤手当が支給されるため、待遇面で医療機関に近い条件も期待することが可能です。
●単独型の病児保育室の場合
基本的に日中だけの対応となっているため、日勤専従のスタッフとして働くことができます。プライベートの事情などから日中だけ働きたいとなれば、環境として適しています。
保育園・託児所・病児保育室の看護師として採用されるには
総じて都市部であるほどに施設の整備が目立っていることから募集への応募は分散する傾向もあり、逆に規模の小さな自治体などですと施設の数が少ないことで応募が競合しがちにもなります。
とにかく働いてみたいということであれば地域性も考えて、都市部への引っ越しといったことも視野に入れる選択があります。
求められるスキル
●子どもへの対応
職場によっては、保育の補助的な仕事が求められる場合もあります。
つまり小児科などでの勤務によって臨床経験のキャリアなどがある場合や、休職中であってもお母さんとして子育てをしているといったことであれば採用選考においてプラスの要素になります。
●他職種との連携
保育施設においてはやはり保育士がスタッフの中心として動いていますから、協力しつつ時には指示を受ける関係性になる可能性もあります。
本来ですと職種の違いによって上下関係が生じるということもないのですが、看護師は近年になって配置の動きが広まっている職種であることからの環境もあるというところが実状です。