信州大学総合健康安全センターは、健康教育部門と環境・安全衛生部門の、2つの部門から成ります。看護師の在籍する場はおもに健康教育部門となっており、学生および教職員の健康管理を担っています。

総合健康安全センターの本部は松本キャンパスに設置されており、長野キャンパスの教育学部・工学部、伊那キャンパスの農学部、上田キャンパスの繊維学部に、それぞれ保健室が設置されています。

業務内容は病気やケガの応急手当をはじめとして、定期健康診断や健康診断証明書の発行、健康相談、カウンセリングなど、心と体の健康に関すること全般となっています。

スタッフは、内科医、産業医、精神科医、保健師、看護師、カウンセラーが本部に、保健師、カウンセラーが各保健室に、常勤で配属されています。

その他にも非常勤として、整形外科医、耳鼻咽喉科医、皮膚科医、婦人科医、外科医が、配属されています。

信州大学総合健康安全センターの看護師募集実績

看護師(保健師)募集実績としては、平成24年11月1日より勤務開始の保健師1名が、平成24年8月~9月にかけて募集されています。

応募条件は保健師および看護師の免許を有しており、臨床経験が2年以上あること、パソコン(ワード・エクセル)が使用できることなどとなっています。

任期は3年となっていますが、勤務成績によっては、任期なしの職員になることができるとされています。

求人への応募に際しては、履歴書、看護師および保健師免許証の写し、1,200字程度の動機や抱負をまとめたレポートの提出が、求められています。

信州大学総合健康安全センターにおける看護師(保健師)の募集は、常勤・非常勤ともに、欠員が出た場合にのみ不定期で行われています。

募集の決まった時期というものはとくにありませんが、4月1日勤務開始の募集であれば、前年の11月ごろまでに募集が行われるというのが、一般的となっています。

信州大学の総合健康安全センターに採用されるには

信州大学の総合健康安全センターで働くためには、看護師免許のほか、保健師の資格もある方が望ましいと言えます。

求人の採用条件では、看護師および保健師の資格が求められているケースが多く、看護師資格のみでの募集を見ることはほとんどありません。さらに臨床経験2年以上といった条件が設けられているため、新卒や新人看護師には、ハードルが高いでしょう。

大学の医務室や保健室は看護師にとっても人気の高い職場であり、待遇面や給料の良さなどからも、欠員がなかなか出ないといった特徴があります。

そのため、採用されるためには、看護師プラスアルファの資格がある方が、有利となります。例えば、信州大学の保健室では、カウンセラーの需要も高くなっており、年に1~2回募集が行われています。

看護師や保健師よりも募集回数が多くなっているため、臨床心理士の資格があると、採用には有利となります。臨床心理士の資格は通信教育などでも取得することが可能なため、興味がある人は挑戦してみるとよいでしょう。

また、総合健康安全センターで働くためには、基本的なパソコン操作も必須条件とされています。ワード・エクセルでの書類作成や、メール、SNSなどが扱える能力が、求められています。

信州大学の基本データ

信州大学は、長野県松本市旭3丁目1-1に本部を置く、国立大学となります。昭和24年の学制改革に伴って、旧制の松本高等学校、長野師範学校、長野青年師範学校など、計8つの学校を包括して設立されたという歴史があります。

広域型キャンパスを持つのが特徴となっており、人文学部・教育学部・経済学部・理学部・ 医学部・工学部・農学部・繊維学部といった8つの学部が、松本市、長野市、上田市、南箕輪村の4地区、5キャンパスに設置されています。教職員数計1,046名、学生数計9,199名が在籍しています。

地域とともに成長し世界へ飛翔する“オンリーワンの魅力あふれる地域拠点大学”を目指しており、基礎教育から先端的な専門教育、および環境マインドを兼ね備えた人材育成が行われています。

また、8学部が連携して、分野に囚われない幅広い研究が展開されているといった特色があり、入学してから1年間は、全学生が共通教育を履修するということが義務付けられています。