看護留学するにあたって英語は絶対に必要になります。医療の世界ではドイツ語が必要ではないかと思う人もいるでしょう。医療カルテではドイツ語を使用することが多いからです。
しかし看護留学で現地の医療スタッフや患者とコミュニケーションをとるときには、基本英語になると思いましょう。そこで介護留学を希望するのであれば、英語をマスターする必要があります。
IELTSスコアの目安
たとえばオーストラリアでアシスタントナースにするためには、IELTSのスコアが必要になります。IELTSは1~9までのスコアになっていて、リスニングやリーディング、ライティング、スピーキングの各項目で考査されます。
アシスタントナースになるためには、IELTSのスコアが4.5~5.5程度必要になります。
このスコアの英語力について、スコアが4だと限定的ユーザーといって、慣れた状況であれば基本的な能力を発揮できるレベルです。理解力や表現力の問題は頻繁にあり、複雑な言語などは理解できない程度だと思ってください。
スコアが5になると、中程度のユーザーになります。中程度になると、部分的であれば英語を駆使するだけの能力を有しているレベルです。
基本英会話の中で、話している内容に関して理解することは可能です。基本的なコミュニケーションは自分の得意分野であれば十分できますが、細かいところを見てみると間違いを頻繁に犯します。
多少のミスなどはあるけれども、きちんと英語を使ったコミュニケーションのできるレベルが要求されると考えられます。
まずは基本単語の勉強から始める
自分が以上で紹介した英語力のレベルに達していないと思う人もいるでしょう。その場合には看護留学をする前に、日本でしっかり勉強することが大事です。
まず手掛けるべきは、基本的な英単語を学習することです。基本レベルの英単語が身についていれば、英会話の話せるバリエーションも豊富になります。
英単語の中でも基本的なものが850単語あるといいます。ちなみにこれだけの単語をマスターできれば、例えばホームステイをしたときに会話は十分問題なくできるはずです。
850単語も覚えないといけないと言われると、かなりの労力を有するような気がするかもしれません。しかしこの基本的な英単語の中には、AirとかBack、Kick、Touch、Wineといったおそらく多くの人が知っている単語も含まれています。
ですから本気になって覚える必要のある単語は、850語よりも少なくなります。あまり心配する必要はないでしょう。
リスニングよりもスピーキングが大事
英会話をするにあたって、相手の言っていることを聞き取れるかどうか不安という人もいるでしょう。そのような人の中には、CDなどを使ってまずはリスニングからしなければならないと思っている人もいるでしょう。
しかし、リスニングよりもまずは発音をマスターすることを優先しましょう。
フォニックスという英語教育の手法があるのですが、まずは徹底的に発音トレーニングをさせます。そして自分の言っている言葉を通じて、英語の覚えてしまおうというアプローチです。
ちなみにフォニックスですが、幼稚園で取り入れられている学習法で、大阪では子供の英語教育の方法として本格的に取り入れることも検討されています。今までとは逆の発想ですが、かなりの効果が期待できるといいます。
発音の学習をする場合大事なのは、ローマ字読みをしないことです。インターネットでは無料で発音の練習のできるサイトがありますので、チェックしましょう。
看護師の仕事をしながら英語の勉強をするのはなかなか大変かもしれません。しかし非番の時の数時間とか、病院までの通勤の時間を利用して勉強する習慣をつけましょう。
少ない時間でも隙間を見つけて学習する習慣をつければ、英語のスキルアップも十分期待できます。
早めの行動が◎
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