看護留学をするにあたって、気になるのはどのくらいの期間勉強することになるのかではありませんか?

看護留学のプログラムを見てみると、実に多種多様です。1週間の超短期のものもあれば、1年以上のプログラムもあります。

前者であれば、夏休みなどを使ってちょっと留学もできますし、後者の長期留学であれば、思い切って今の職場を辞めて勉強に集中するとか、何なら現地の看護師免許を取得することも可能です。

このように多種多様な、皆さんの事情に合わせた留学プログラムが用意されています。看護留学を検討している人は、まず短期にするのか、長期で腰を据えて勉強するのかを決めておくことが大事です。

1週間のプチ看護留学

先ほども紹介したように、短期の1週間程度の看護留学のプランもあります。これならいま日本の病院で勤務している人でも、休暇を利用して留学に参加できます。

「本格的に海外で仕事をするわけではないけれども、外国の医療現場を見てみたい」というのであれば、1週間の短期留学がおすすめです。

1週間であっても、海外の医療現場を見ることはその後の看護活動に影響を与えるでしょうし、価値観も大きく変わるかもしれません。

たとえばカナダの短期留学を見てみると、現地の医療施設について視察を中心とした構成になっています。カナダの医療システムとか医療英語について勉強できる機会もあります。また希望すれば、インターンシップにも参加することができ、実際にカナダで仕事に就ける可能性もあります。

ニュージーランドに看護留学を果たす日本人看護師の方も多いです。ニュージーランドでも、1週間程度の短期看護留学を提供しているところもあります。

留学というよりも視察に近い内容になるでしょう。たとえば日本人の通訳をつけてくれるようなコースもあって、英語力に自信のない人でも気軽に海外の医療に触れることができます。中には介護施設などでバイトとして、実際に仕事ができるプログラムなども見られます。

1か月程度の中期看護留学

看護留学の中には、1~3か月くらいのプログラムも用意されています。この中期の看護留学も、春休みとか夏休みのような長期休暇を利用して参加できるでしょう。

また看護師は転職をする人も数多くいます。そこで転職先を見つける間を利用して、この手の中期看護留学をする人もいます。1か月以上の滞在になると、インターンシップなどにも参加できるようになります。

そのため、スキルアップを希望する看護師の間で、高い人気があります。

たとえばオーストラリアの中期看護留学を見てみると、数週間の語学プログラムが用意されています。そこで日常会話から医療英語のようなレベルの高い語学の習得まで行えます。

そして病院や高齢者施設などの視察もできます。少人数制の授業を行っているところも多く、理解した上で学習を進められます。

海外で仕事をするなら1年以上の長期看護留学も

1年以上の長期にわたる看護留学のプログラムも提供されています。これだけの長期の留学になると、現地の看護師資格の取得も視野に入れたプログラムになってくるでしょう。

看護師資格を手に入れることができれば、海外で看護師としての就職も可能になります。

もし国際的な舞台で活躍できるような看護師を希望しているのであれば、このような長期留学に応募するのもおすすめです。1年単位の留学になれば、語学の勉強もじっくりと行えるはずです。

高度な医療英会話の技術もマスターできれば、実際に海外で就職することになった場合、医療スタッフや患者とのコミュニケーションでもそれほど戸惑うこともなくなるでしょう。

また、国立大学で看護の勉強のできるようなコースもあるので、今一度看護師の基礎からしっかり学習できるのも魅力的です。