三重県在住の方で、フライトナースになってみたいと思っている看護師の方もいるでしょう。

フライトナース求人は多くありません。そのためにはドクターヘリの管理をしている病院に就職するのが選択肢の1つになります。

三重県でドクターヘリを配備している医療機関は、三重大学医学部附属病院と伊勢赤十字病院と共同で運用しています。このいずれかの病院に就職する必要があります。

三重県のドクターヘリの概要

三重県では、2012年2月1日からドクターヘリの運用を始めています。三重県のドクターヘリですが、三重大学医学部附属病院と伊勢赤十字病院が共同で運行しています。

ちなみに三重県の場合、三重大学医学部附属病院と伊勢赤十字病院とで2か月ごとに管理を交替するシステムをとっています。

三重県のドクターヘリの場合、年度制になっていて4月スタート3月終了でひとくくりになります。4月からの2カ月間は伊勢赤十字病院が担当して、最後の2~3月に関しては三重大学医学部附属病院が担当して、また伊勢赤十字病院が運用するという流れになります。

三重県でドクターヘリが運用されるようになった目的は、救急患者に速やかに救急処置を講じて医療機関に搬送することです。

三重大学医学部附属病院でも伊勢赤十字病院でも、三重県全体を活動範囲にしていて、どこでも40分以内に現場に急行できる状態になっています。

三重県には山間部もあって、救急車ではスムーズに搬送できないところもたくさんあります。

しかしドクターヘリをもってすれば、救急車で搬送するのと比較して、迅速な移動が可能になります。いままで救えなかった命を救うことのできるチャンスが広がるとも言えます。

三重県のドクターヘリの活動実績について

三重県のフライトナースとしてどの程度経験を積んでキャリアアップできるか、ドクターヘリがどれくらいの頻度で運航しているかが重要なポイントになるでしょう。

例年のドクターヘリの出動回数を見てみると、だいたい300~400件といったところで推移しています。ですからおおむね1日に1件以上の割合で、ドクターヘリは飛行していることになります。

ちなみにフライトナースは専任制ではありません。三重大学医学部附属病院の救命救急・総合集中治療センターもしくは伊勢赤十字病院の救命救急センターに所属している看護師が持ち回りで担当することになります。

しかしこれだけの頻度でドクターヘリが飛んでいるのであれば、フライトナースとしての経験も十分詰めるのではありませんか?

和歌山県は三重県と比較して、早めにドクターヘリの運用をスタートさせています。このため、和歌山県のドクターヘリを東紀州地域で重篤な救急患者の発生した場合に、伊勢赤十字病院などに搬送してきた実績もあります。

三重県のドクターヘリを和歌山県の患者のために運用実績はないものの、両者のこのような以前からのつながりを考えると今後和歌山県民のために活用される可能性も大いに期待できるわけです。

そうすれば、三重県のフライトナースの活躍できる範囲も広がりを見せるでしょう。

三重大学医学部附属病院では随時募集中

三重大学医学部附属病院の救命救急センターでは、新入の募集を随時行っています。また研修を希望する医療スタッフを対象にして、短期・長期いずれの受け入れも積極的に実施しています。

もしフライトナースに三重県でなりたいのであれば、三重大学医学部附属病院の救命救急センターの募集に応募してみるのはいかがですか?そこでまずは救急看護のノウハウを学びましょう。

また学生の中で、いずれはフライトナースにチャレンジしてみたいと思っている人もいるでしょう。

こちらの救命救急センターでは、学生の見学や実習にも対応しているといいますから、経験してみませんか?